iPad/iPhoneをSupervisedモードにする
macのApple Configurator2を使って、iPadをSupervisedモードにする方法のメモ。
(iPhoneは試していないが恐らく一緒では)
ただし、要件が特殊なので、一般の方の参考にはならないかと思います。あくまでも自分用メモ。
そもそもSupervisedモードとは?
MDMを用いてiPad/iPhoneを管理する際、SupervisedモードかUnsupervisedモードかによって、管理側でできる操作が多くなったり、端末利用者側でできる操作をコントロールできるようになったりする。
つまり、MDMを使わないならSupervisedモードにする必要はないし、むしろMDMが存在しないとSupervisedモードにできない(後述)
要件
Miradore MDMの無料版を使う(なのでぶっちゃけSupervisedモードだろうがUnsupervisedモードだろうが関係ないのだが...)
Apple Business Manager(ABM)によるAppleアカウントの管理は行わない
設定手順
色々と試しながら進めていったり、過去に設定したものを掘り返したりしているので、これで正しいか正直自信ない。
次の設定時に自分で見返して、間違っていれば訂正するスタイルとする。。。
1. (初回のみ)Miradore MDMからmobileconfigファイルを取得
詳細は割愛するが(あんまり覚えていないし)、ABMとの連携等を行った後、Infrastructure diagramのページから、iOS /macOS devicesを選ぶと「Export MDM Progfile」が選べるようになるので、実行する。
https://scrapbox.io/files/67ffb25aa560ea5df1d9f91b.png
2. Apple Configuratorにmobileconfigを登録する
といってもアプリに認識させる訳ではないので「登録」という感じではない。
新規のmobileconfig作成などを行うと、保存先としてiCloud上の「Configurator」フォルダが選択されるので、そこに1.のmobileconfigを置いておくのが無難か。
https://scrapbox.io/files/67ffb3a4ff90ca4cacca12c9.png
3. Apple Configuratorでの操作
ここからが問題で、素直に言われるがままやってもうまく行かないので、都度起きるエラーを回避する方法を探り、「現時点ではこれで行ける」という方法を確立するしかない。(App Store上でApple Configurator2の評価が酷いのも納得)
2025年4月現在(iPadOS 18.3.2 / Apple Configurator 2.18)の方法は以下の通り。
3-0. iPadが工場出荷時の状態でない場合はiPad上の操作で「消去」or Apple Configurator上でデバイスを右クリック→「復元」しておく
3-1. Apple Configurator上でデバイスを選択→「準備」を選択
3-2. 以下の内容で選択
準備方法:手動構成
▢ Apple School ManagerまたはApple Business Managerに追加
▢ アクティベートして登録を完了
☑ デバイスを監視
☑ デバイスにほかのコンピュータとのペアリングを許可
▢ 共有iPadを有効にする
3-3. 「MDMサーバに登録」→「MDMに登録しない」を選択
3-4. 「組織に割り当てる」→「新規組織」or 作成済み組織名を選択
3-5. 「iOS設定アシスタントを構成」→「すべてのステップを表示」
3-6. 「準備」を押して完了
※「ABMに追加」などとするとiPadを再起動するような流れになるが、上記の手順の場合はiPadには特に何も起きない(いつ終わったのか分からない。。。)
https://scrapbox.io/files/67ffaae2d63be238a04cd19b.png
4. iPad上の操作
以降は基本的に通常通り進めて行くが、分岐点が一つ。
Wifi接続の画面で、SSIDを選択せずに進めると「Wifiなしで進めるか?」と聞かれるのでそのまま進める。
Wifiに繋ぐか繋がないかでその後の進め方が変わる。
Wifiに繋がない場合:「組織」のプロファイルをインストールする手順がスキップでき?、普通のiPadセットアップ手順と同じ進め方になる
Wifiに繋ぐ場合:「組織」のプロファイルをどこか(Miradore or ABM)からダウンロードしようとしてエラーになる。。。