まちづくりの新しい理論
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本書は、著者がこれまで展開してきた建築や都市に関する理論と、まちづくりへの実験的な適応例がまとめられた実践の書であり、また、初めて彼について学ぶ学生や、まちづくりに興味のある一般の人達にとっては格好の入門書にもなっている。
アンビバレントなオマージュ(監訳者まえがき) #難波和彦 序
第一部 理論
成長する全体という概念
最優先のルール
さまざまな場所で次々と行われる建設は、都市を癒すような方法でなされるべきである。
この「癒す」とは、「全体を取り戻す」という本来の意味で使われています。それはすでにある全体を修復するだけでなく、新しい全体をつくりだすことも含んでいます。
新しい建設行為は、すべてひとつの基本的義務を担っている。その周囲に連続した全体性のある構造を生み出さねばならないということである。 それぞれの建物は、その空間がもつ「全体」の数が増えていくように、選択され、配置され、計画され、形づくられ、細部をあたえられなければならない。 p.234
大、中、小のプロジェクトがほぼ同じ分量になるように、開発の内容を調整し、それを守っていくこと
1-1. 新しい建物はあまり大きすぎてはいけない
1-2. 規模ごとの適切な配分を定める
1-3. 漸進的成長に合わせて機能の適切な配分を定める
ひとつの建物は、それよりも大きくて重要な、少なくともひとつの大きな全体を生み出す力を持つこと。プロジェクトに携わる人は誰でも、関係のある大きな全体はどれか、どのようにしてその生成を助けようとしているのかをはっきりと確認すること。
4. ポジティブな都市空間
5. 大きな建物の内部プラン
6. 施工
7. 中心の形成
すべての全体は、それ自身の中にひとつの「中心」を持たねばなりません。そして、その回りにいくつかの中心のシステムをもつくり出していかねばなりません。
第二部 実験
第三部 評価
訳者あとがき
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