クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育
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▼クリエイティブ・ラーニング(創造的な学び)は、「つくることで学ぶ」という新しい学びのスタイルである。「自ら知識を構成する」学習観は、「アクティブ・ラーニング」や「プロジェクト型学習」「探究学習」のように、学び手自身による活動がベースとなるが、クリエイティブ・ラーニングは、何かを「つくる」ことをより一層重視する。そして、これからの学校は、創造的に学ぶための「つくる」経験を積む場となり、教師は、生徒が「つくる」ことを支援するだけでなく、一緒に問題に挑戦し、一緒につくることに取り組む仲間、「ジェネレーター」となる。 ▼本書では、子どもたちの創造力を育む、クリエイティブ・ラーニングの可能性について、気鋭の研究者・井庭崇が、鈴木寛、岩瀬直樹、今井むつみ、市川力という教育界のフロントランナーを迎え、徹底討論。読者のリアリティに新たな知をプラスする! 【目次】
プロローグ
序 章 構成主義の学びと創造――クリエイティブ・ラーニング入門(井庭 崇) ピアジェの構成主義における学びと教育
ヴィゴツキーの「ことば」と「意味の発達」
ヴィゴツキーの「生活的概念」と「科学的概念」
ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」
ヴィゴツキーの「想像力」と「創造性」
デューイの「共同体としての学校」
デューイの「内省的思考」と「探求」
付録 クリエイティブ・ラーニングを支援するパターン・ランゲージ
第1章 これからの時代に求められる教育(鈴木寛 × 井庭 崇) グローバルな教育改革――G7倉敷教育大臣会合
「卒近代」に向けての社会実践
つくることによる学び――デバッグの思想
社会的に創造性を発揮する時代
状況に応じたよりよい個別暫定解を求める
アクティブ・ラーニング
ラーニング・パターンと学びの対話ワークショップ
ラーニング・パターンによる学びの経験の可視化
共通パターンを発見する力
第2章 自ら学ぶ学級をつくる(岩瀬直樹 × 井庭 崇)
自分たちで自分たちの学びの場をつくる
子どもたちが自ら学び始めるようにする
書くことで主体性を育てる
内発性を生み出す言葉
自分で選ぶということ
変化を生み出すアプローチ
ジェネレーターという新しい教師像
凝集性と流動性
新しい教育評価の方法に向けて
第3章 認知科学から見た学びと創造性(今井むつみ × 井庭 崇)
言葉を学習するということは、概念を学習するということ
知識とは何か――知識=事実ではない
言葉による世界の分節の仕方は文化によって異なる
知識は常に暫定的なものである
認識の枠組みは無意識に働く
アナロジーから学ぶ
人はアブダクションする生き物である
何度も失敗して修正する経験
情報を切り捨てることで熟達する
一人ひとりが探求人・熟達人になる
第4章 創造的な学びをつくる(市川 力 × 井庭 崇)
30年後の自分を演じるテーマ学習「個の尊厳」での即興劇
発達の最近接領域と二つの「意味」――ヴィゴツキー
ジェネレーターは内側からちゃぶ台をひっくり返す
発見の拡がりの段階
「好奇心」の最近接領域(ZPC)と冒険的探求
先生自身が自分のプロジェクトを持つ
パターン・ランゲージによる創造的な学びの支援
パターン・ランゲージをつくることによる学び
エピローグ
文献案内
索引
https://www.youtube.com/watch?v=NChgTL6yLJE