被抑圧者の教育学
内容説明
解放の教育学はこの本から始まった ――
1979 年の刊行以来、増刷を重ねてきた教育関係者の必携書!!
初版発行から50年を経た今、大幅増補を加え50周年記念版として刊行。
教育の視点から「抑圧の文化」に対峙する視点を提示する。
世界中で読み継がれている教育思想と実践の書であり、
常に新しい読者を獲得してきた信頼の一冊。
初版刊行50周年を記念し、
チョムスキーなど世界の碩学がオマージュを寄せた決定版!!
自由の実践としての教育は、
支配のための実践である教育とは異なり、
抽象的で孤立し、世界とつながりをもたない
宙ぶらりんな人間を否定するし、
また人間不在の世界のありようも否定する。
(本文より)
目次
序章
第1章 「被抑圧者の教育学」を書いた理由(抑圧する者とされる者との間の矛盾—それを乗り越えるということ;明らかな抑圧状況と抑圧者について ほか)
第2章 抑圧のツールとしての“銀行型”教育(問題解決型の概念と自由と解放のための教育;「銀行型教育」の概念、そして教える者と教えられる者との矛盾について ほか)
第3章 対話性について—自由の実践としての教育の本質(対話的教育と対話;プログラムの内容の探求から始まる対話について ほか)
第4章 反—対話の理論(反—対話的な行動の理論とその特徴について—征服、抑圧維持のためのわかち合い、大衆操作と文化的浸潤について;対話的行動の理論とその特徴—協働、団結、文化的文脈の組織化)
「BOOKデータベース」 より