デヴィッド・バラシュ
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バラシュ
デヴィッド・P・バラシュ(David P. Barash)は、アメリカの進化生物学者であり、ワシントン大学の心理学名誉教授。​彼の研究は、動物行動学、進化心理学、平和学など多岐にわたり、特に生物学的視点から人間の行動や社会現象を分析することに注力している 。​
バラシュは、ニューヨーク州立ビンガムトン大学で生物学の学士号を取得し、ウィスコンシン大学マディソン校で動物学の博士号を取得。​その後、ワシントン大学で43年間教鞭を執り、2017年に退職した 。​
彼の著書は40冊以上にのぼり、主な作品には以下がある:​
『Buddhist Biology: Ancient Eastern Wisdom Meets Modern Western Science』:仏教と生物学の接点を探る ​
『The Myth of Monogamy』:動物と人間における一夫一婦制の神話を検証​
『Peace and Conflict Studies』:平和学の包括的な教科書​
また、彼は妻で精神科医のジュディス・イヴ・リプトンと共同で多くの著作を執筆しており、核兵器の危険性や平和の重要性についても積極的に発信している。​
バラシュの研究は、科学と哲学、宗教の交差点に位置し、人間の本性や社会の在り方について深い洞察を提供している。​彼の著作は、進化論的視点から人間の行動や社会構造を理解しようとする読者にとって貴重な資料となっている。​