pecoで快適なターミナル環境を手に入れる

pecoを導入しターミナル操作で次のことができるようにします。

コマンド履歴をインクリメンタルサーチできるようにする

ディレクトリ移動を高速化する

環境

Ubuntu 20.04 LTS

GNU bash, version 4.4.20(1)-release (x86_64-pc-linux-gnu)

インストール

$ sudo apt install peco

pecoでコマンド履歴検索

bashでもpercolをイイ感じに使う方法を参考にさせていただきました。以下の例では、新しく追加した関数である_replace_by_historyをC-rに割り当て、既存のreverse-search-historyはC-xrに変更しています。

code:.bashrc

# command history

_replace_by_history() {

local l=$(HISTTIMEFORMAT= history | tac | sed -e 's/^\s*0-9\+\s\+//' | peco --query "$READLINE_LINE")

READLINE_LINE="$l"

READLINE_POINT=${#l}

}

bind -x '"\C-r": _replace_by_history'

bind '"\C-xr": reverse-search-history'

enhancdで高速なディレクトリ移動

ディレクトリ移動を快適にするプラグインであるenhancdを導入します。enhancdはホームディレクトリにGitHubからcloneし、.bashrc内で~/enhancd/init.shを読み込むようにしています。なお、pecoやpercolなどのインタラクティブ・フィルタリングツールに依存しているため、どれか1つ以上を事前にインストールしている必要があります。

code:Install enhancd

$ cd ~

$ git clone git@github.com:b4b4r07/enhancd.git

code:.bashrc

# recently moved directories

ENHANCD_HYPHEN_ARG="-ls"

ENHANCD_HYPHEN_NUM=50 # 履歴数を50に拡張(デフォルトは10)

ENHANCD_DOT_ARG="-up"

ENHANCD_DISABLE_HOME=1

source ~/enhancd/init.sh

bind -x '"\C-n": cd -ls'