病理検査室の産業保健
nananana.icon 産業医としての環境整備
写真で見る職場巡視のポイント
* 改訂 写真で見る職場巡視のポイント(労働調査会)
https://gyazo.com/232dcfa01f55cacc8c58fdb0962b90ab
職場巡視の基本理解
労働安全衛生法第13条第1項
事業者は医師のうちから産業医を選任しなければならない
労働安全衛生法第15条第1項
産業医は毎月1回作業場などを巡視すること
→平成29年からは2月に1回でも条件付きで可
必要な措置を講ずること
nananana.icon 検査室のみで解決しない場合には事業者(院長)を含め病院として対応する方法を確保すること
職場巡視の実際
診断室
オフィスの雰囲気
採光
照度
直射日光
空調
エアコンとの位置関係
騒音
騒音源となるOA機器の位置
臭気
有機溶剤などの臭い
デスク配置状況
スタッフの状態を確認できるか
通路スペースの確保
棚の管理
頭上の物品に注意
PC作業 VDT作業
作業時間
画面のグレア・うつりこみのチェック
照度ディスプレイ500ルクス以下
照度書類・キーボード上300ルクス以上
画面の高さ
机の広さ
机の下にものを置かない
椅子の高さ調整
椅子の足は5つ
通路を確保する
害虫駆除
休憩スペースの整備
横になれる休憩スペースの確保 → 当直室を兼ねる
ベッドか畳かソファ
シーツや枕カバーは交換されているか
給湯
トイレ・洗面所
男女別トイレ
冷蔵庫の管理
緊急時の体制・安全対策
緊急マニュアル
作業マニュアル
非常時連絡先
SDS(化学物質など安全テータシート)
消化器・防毒マスク
検査室
化学物質などの管理状況
管理と周知
有機溶剤中毒予防規則
特定化学物質障害予防規則
有機溶剤作業主任の選任
有機溶剤の蓋
保管状況
保管庫・施錠
転落防止・転倒防止
容器破損の可能性
SDSの確認
地震・火災の想定
有機溶剤の引火・爆発
火元での取扱い
火災防止対策
暴露の危険性
周辺環境汚染の防止
避難路を2つ以上確保
非常口の確保
危険予知訓練
単独作業時の安全性
室内換気
酸素欠乏症の可能性
特殊健康診断
作業環境測定
結果の確認
作業時の保護具
呼吸器保護具
適切な局所排気
ドラフト作業
局所排気装置
部屋全体の換気
少量および短時間の作業に対する作業環境対策
作業
作業時間
姿勢
立位・座位の確認
前傾姿勢
からだをひねっていないか
足元の安定性
運搬
誰が・重さの・頻度で・方法で・どこからどこへ
10kgをこえる重量物は台車などを使用し、人力に頼らない
姿勢注意
スリッパ不可
検査室内の飲食禁止
防護衣
感染対策
感染性廃棄物管理
器具の滅菌
保護具の管理
個人がちゃんと着用しているか
指定場所に保管されているか
マスク管理
マスクの破損は無いか
マスクはホルマリン・有機溶剤に対応しているか
マスクは結核など感染対策N95に対応しているか
清潔な保管場所
フィルターの交換は適切か
吸収缶は密封保管しない場合は破過時間が短縮する
臭いを感知した時点での交換で良いか確認
臭気感知濃度と管理濃度の確認
清掃とフィルターの管理がなされているか
保護具管理責任者を選任