Luminella
左手デバイス
O-2-9 左手デバイスを使用した Whole Slide Imaging の観察方法の検討
和歌山県立医科大学人体病理学教室・病理診断科1)和歌山県立医科大学附属病院中央検査部病理診断部門2)
○松﨑生笛(CT)
【はじめに】近年,Whole Slide Imaging(WSI)が広く普及 しており,病理組織画像を中心に遠隔診断などに使用さ れている.WSI は,パソコンやタブレットの画像閲覧シ ステムを使用して観察するが,マウスやキーボードを使 用して操作する必要があり,顕微鏡観察と比較して操作 性に劣る.今回,我々は WSI 観察時の操作性の向上を 目的として,複数のキーボードやマウスの動作を記憶さ せることができる左手デバイスを用い,細胞診画像の観 察を行った. 【対象と方法】臓器や標本作製法の異なる複数の細胞診 標本の WSI を作成し,H 社,L 社,P 社の 3 つの画像閲 覧ソフトを用いて,左手デバイスが観察時の操作性の向 上に有効かについて検討した.操作性は,細胞診画像の 拡大・縮小,上下左右の移動,Z 軸方向の調整の 3 項目 について評価した. 【結果】いずれの画像閲覧ソフトにおいても,左手デバイ スを設定することが可能であり,画像の拡大・縮小,上 下左右の移動,Z 軸方向の調整も可能であり,操作性の 向上性を認めた.ピントは問題なく使用できた.さら に,左手デバイスの設定を切り替えることで,複数の閲 覧ソフトの操作も可能であった. 【まとめ】WSI は将来的に細胞診のスクリーニングをす る際にも使用される可能性がある.左手デバイスは,比 較的安価で,設定次第では顕微鏡に近い操作性を可能に するため,利用価値は高いと考える.