病理組織検体の大きさの変化
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* 診断病理 2020,37(2) 病理医からみた癌取扱い規約の問題点とその解決に向けての提案
! 腫瘍の手術標本の計測は、固定による組織の収縮および腫瘍部と正常部とでの収縮率の違いから、固定前の標本で行うべき。計測値が診断依頼書に記載されていない状況で、固定された標本を診断する場合には、固定標本で計測している。
CT計測値
手術摘出直後肉眼計測値
血液および気体充満時
ホルマリン浸漬・固定後
スライド上の計測値
目視かデジタル測定か
測定誤差
組織ごとの収縮率の違い
腫瘍部と非腫瘍部
肺胞腔
組織固定方法
標本作成により時に引き延ばされる
生標本→ホルマリン固定→ブロック→スライド
この過程で検体のサイズが縦横50~70%小さくなります(面積比で最大1/4くらい)。
例えば、ブロックに詰めた、前立腺組織(ホルマリン固定24時間)3✕2.5cmがスライド上では2.5✕2cm程度になる