e-Hismo
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汎用の画像解析プラットフォーム
* 第61回日本臨床細胞学会秋期大会
2019年度特別学術研究費受賞講演1 ゲノム時代における液状化細胞診検体の活用と応用
田中 良太 (杏林大学医学部呼吸器・甲状腺外科学)
nananana.icon e-Hismo(e-HisCyto)を使用
Diagn Cytopathol. 2022 Aug;50(8):394-403. doi: 10.1002/dc.24978. Epub 2022 May 14.
Cytomorphometric and flow cytometric analyses using liquid-based cytology materials in subtypes of lung adenocarcinoma
液状細胞診材料を用いて細胞形態学的解析およびフローサイトメトリー解析を行い、組織学的に優勢なパターンにおける細胞形態学的特徴および増殖活性を評価することであった。
肺腺癌53検体から液状細胞診用保存液で固定した細胞診試料
パパニコロウ染色とペアKi-67染色したスライドを解析し、核形態(核面積、核周囲、核円形度)およびKi-67標識指数をソフトウェアで算出した。
フローサイトメトリーにより、細胞増殖指数(CPIx)を算出し、腫瘍細胞の細胞周期期を含む細胞情報を取得した。
結果 53例には,乳頭型(n=29),腺房型(n=8),lepidic型(n=5),solid型(n=4),浸潤性粘液性腺癌(n=7)。
lepidic patternでは,核面積(79.6 ± 28.8 μm2 )と周囲長(34.1 ± 6.1 μm)が他の優勢なパターンに比べて比較的大きく,また長かった.
Ki-67 ラベリングインデックスは 27.9 ± 12.5%で、他の優勢パターンと比べて最も高かった。
レピディックパターンとソリッドパターン、乳頭状パターンとソリッドパターンには、それぞれ統計的に有意な差があった(p = .013、p = .039)。
レピドパターンとアシナールパターンの平均CPIxの計算値は、他の優勢パターンよりも約2倍高くなった。
細胞形態学的特徴の違いを明らかにすることにより,これらの方法論は,デジタル細胞病理を用いた細胞病理材料の診断に利用できる可能性がある.