システムの非線形論理
河本英夫『システムの非線形論理:世界を創造的に組み直す』(ちくま学芸文庫)
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システムの風景――はじめに
ブヨのシステム
本書の全体で構想するのは、システムを部分-全体関係からではなく、運動そのものの持続的な維持から考察することである。〔……〕運動のモードは、実は相当に多様である。この多様さのなかでシステムが出現したとき、いくつもの典型的な仕組みや機構が見られる。本書では、ある意味で運動論から組み立てられる「システム論理」を顕在化させ、明示したいと思う。
水車のシステム
水車の場合、機械としての水車の自動的な回転から考えるのではなく、水の運動のモードを切り替える装置だと考えてみる。水車は、水の流れに晒されまさにそれを活用して、 水そのものの動きのモードを変え、水を上に持ち上げ別の用途に変えるような動きを作り出している。水車は水の流れを利用した水の運動モードの「変換装置」である。 水の動きの継続と運動のモードの変換のネットワークが「水車の本体」である。
水車のように、運動のモードを人工的な器具をつかって変更していく作業が、「技術」である。
水のシステム
水は、運動のモード変化の媒体であり、それじたい運動のモード変化の装置であり、さらにそれじたい運動のモード変化を行うものである。
システムの仕組み
……いや、こうじゃないなあ紙牛.icon