配列
例えば、たくさんの円やボールを管理したいときはどうしたら良いでしょう。1個や2個ななら変数を使って管理できますが、複数個になったり、何個になるか確定していないときは困りますね。プログラミングには、このような状況が至るところに出てきますので、プログラミング言語には必ず配列やリストが存在します。
配列は一つの名前で、複数の値を管理するコンテナです。JavaScriptでは配列もオブジェクトです。
配列の生成
生成の方法は2つあります。
code:array.js
let a = new Array(6);//要素が6個の空(未定義)の配列
インデックス(添字)
配列の各要素(値)を参照したり、代入する場合にはインデックス(添字)を使います。これは部屋番号みたいなもので、その部屋に値を入れるときは代入文の左辺に書きます。参照するときは部屋番号をつければその値が参照できます。インデックス(部屋番号)は0から始まる連続した整数です。
code:array.js
a2 = b3; // 19の値がa2に代入される a6 = 10; // 部屋番号6が作られ、そこに代入される。 https://www.javadrive.jp/javascript/array/img/p3-1.png
length プロパティ
lengthプロパティによって、配列の要素の数(長さ)を知ることができます。上の例では長さは6です。
code:array.js
console.log(a.length, b.length);// 6 4 と出力
for(let k=0; k<b.length; k++) console.log(bk); 例題 配列の中から偶数を求めそれを表示する
code:array01.js
'use strict'
function setup() {
//偶数を表示する
for(let k=0; k<num.length; k++) {
}
}
}
// 偶数なら true それ以外(奇数)はfalseを返す
function isEven(n){
if ( n % 2 == 0 ) {
return true;
} else {
return false;
}
}
配列にはたくさんの有用なメソッドが定義されていますが、そのうちの代表的なものだけ紹介します。
push(要素, \要素 ... \)
配列の最後に要素を追加、複数の要素も追加できる。
pop()
配列の最後の要素を取り出し、その結果配列の長さ(length)は一つ短くなる。
unshift(要素, \要素 ... \)
配列の最初に要素を追加、複数の要素も追加できる。
shift()
配列の最初の要素を取り出し、その結果配列の長さ(length)は一つ短くなる。
code:array.js
a.push(11); a.push(12,13,14);
console.log(a) // 11-14が追加されている。
console.log(a.length); //
console.log(a.pop()); // 14が出力
console.log(b.shift()); // 'A12345'が出力、b.lengthは3になる
console.log(b);