KiCad4用3Dモデルをフリーソフトだけで作る
#KiCad
2018/11/03追記 KiCad5ではうまく表示できませんでした
使うソフト
メタセコイア LE R3.0 ダウンロード
PMXエディタ ダウンロード
Wings 3D ダウンロード
メタセコイアでモデリング
LE R3.0バージョンだとフリーソフトとして使用でき、独自形式以外でも保存できる。
ファイル名、オブジェクト名、材質名などは英数のみにすると無難。
グリッドをXY平面にして、Z = 0のところに基板があるつもりで作ると分かりやすい。
Z軸マイナスの方向が実装面(オモテ)になる。※下図はLEDマトリクスが部品面(ウラ)側にある
https://gyazo.com/d2334bb495006764b9061ed11dc604e6
今回はグリッドの1マス(メタセコでの長さ50) が実際の5mmになるつもりで作った。
小さな部品は10倍で作って、あとでWings3Dの出力スケールを10分の1にするとよい。
材質として色を付ける。
明るさは「環境光」だけで設定する。基本は0.8でOK。「自己照明」はKiCadでは無効。
https://gyazo.com/971c1539933b41b3c99056a6b98bd0d0
完成したら.xとして出力する。「左右を反転する」のチェックを外す。
https://gyazo.com/94ed726c72eea70ac142b9014fcd3ba6
PMXエディタで.objに変換する
.xを開く。デフォルトのまま「10倍」で。
https://gyazo.com/803e420bbc54a1e61d5eff6ead3114f9
「エクスポート」で.objとして保存。「任意 1」のままで。
https://gyazo.com/ee2e286d904e6fea5f220841a4066605
Wings3Dで.wrlに変換する
.objを読み込む。読み込み時のスケールは1.0。
なお、Wings3Dは設定で日本語にできる。
https://gyazo.com/8e734f3f224f6ebf25ecdc28f4943827
.wrlで書き出し。
四角ポリゴン
「Y軸とZ軸を交換する」のチェックを外す
書き出し時のスケール 0.3937
https://gyazo.com/d283b9cb9d5bc9801d7d670ccd8275a1
KiCadで設定する
.wrlはpackages3d以下の適切なフォルダに置くとよい。
https://gyazo.com/2f61e8776e8b1fae64ff04fbd7c8e460
KiCadのフットプリントエディタでプロパティ→3D設定→3Dシェイプを追加。
https://gyazo.com/31f8d7ec39a622283ec09afc2243067e
とりあえずOKして3Dビューア(Alt+3)。
https://gyazo.com/532999c6ddd4bd1de5ef950030b4fe2d
成功!
KiCadでうまく表示できないときは
左右が反転している場合
「フットプリントのプロパティ」で倍率 X = -1 にする
3Dビューアでフットプリントの原点付近にとても小さく表示されている場合
「フットプリントのプロパティ」で倍率を大きくする。
上下が反転していて基板の裏側に隠れている場合
「フットプリントのプロパティ」で倍率 Z = -1 にする
基板にめり込んでいて厚さぶんだけシフトしたい場合(部品面(ウラ)の部品)
「フットプリントのプロパティ」でオフセット Z = -0.0623 にする。
何も表示されない場合
3Dビューアで「設定」の「3Dモデルを表示する」をオンにする(緑のチェックマークならOK)
「フットプリントのプロパティ」でファイル名が大文字小文字も含めて合っているか確かめる
「フットプリントのプロパティ」で倍率のどれかが 0 になっていないか確かめる
ミリとインチの変換は https://www.google.co.jp/search?q=1mm+to+inch