どうしたら絵は上手くなるのか?
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IT企業で働いていた著者 Ohasi先生が発起して絵を描き始め上手くなってから上達方法について記した本。 一度社会人になってから短期間で理屈的に絵のスキルアップをした、ということでプログラマーをやりながら趣味でお絵かきを始めたp-hone.iconにとって共感しやすく嬉しい本だった。
目的と手段を履き違えてはいけない
たとえば、
顔のアタリを取るときは中央に十字を入れればいいらしい 教本を読めばいいらしい
のようなことは、「なんとなくそう言われてるからやっておくか」という気持ちではだめで、
なんでそうすれば絵の上達に効くのか、そして自分の目的達成のためにその方法は合っているのか?ちゃんと考えましょう、とのこと。
おっぱいが魅力的な絵を描きたいとして、この人の描くおっぱい良いなぁと思うような絵を見つけたときになぜ良いと感じたのか?自分の絵と比べて何がどう違うのか? そういった目的意識を持ったうえで初めて模写をやってみたりするのが効果的。
そしてそういう研究分析は仮説→検証→導入→振り返りという流れで頭を使って行う。
どんな練習方法よりも、一番効く練習方法は今のところこれだけだと思います。「上手いなあ」「いいなあ」と思ったものを具体化し、研究して仮説を出し、練習で実験検証し、手順に盛り込む。他人の絵を見て「エロい!」と思ったからには絶対にエロいと思わせてくる要素が絵の中にあるので、なんとか捻り出して自分の絵にも流用してみてはどうでしょう。
さらには、絵の技術だけでなく「この人のSNSの運用のやり方いいなぁ」とか、そういうのも取り入れていけると良い。
技術は最低限
もしSNSなどで人気の絵描きになりたいなら、技術は最低限で、
それよりもどういうやり方で名を売っていくか考えるべき。
絵の技術さえ高ければ人気になれるわけではない、技術だけで勝負できるのはほんの一握りである。
では何で勝負していくのか?
自分の好きが最大限伝わるようなやり方を考える。
「〇〇の絵を描く人」と認知されればそれだけでインターネットのあらゆる行動に付加価値がつく。