【ポエム】twitter中毒
X? 私には知らない子ですね
仕事中、twitterを触りたくなることがよくある。
一応述べておくと、私がtwitterと呼んでいるのは現在ではXという名前になっているSNSサービスのことである。
twitterに限らず、「つぶやく」ためのSNSツールというのは存在する。BlueSky、Misskey ...などなど。
それぞれ細かな仕様であったり目的が違うため、使い勝手の良し悪しみたいなものはそれぞれで異なるとは思うが、今回は「つぶやき」に特化したSNSを無性に触りたくなる理由を自分なりに考えてみたいと思う。
結論から言うと、思考の整理にちょうど良い。これが自分の中の答えである。
何か考え事をしているとき、文字に起こすと少し思考が整理される時がある。
メモ帳アプリなどで文字起こしをして、自分が行わなければいけないことリストを作ったり箇条書きで書きなぐったり。誰しも一度はあるであろう。
しかし、日常生活っていうものは意外と複雑で、必ずしも1つの物事にだけを思考すればいいとは限らない。
例えば「おなかすいたな~~お昼ご飯何食べようかな~~」ということを考えながら「午後の会議の資料作らなきゃな」とか、「今週末の予定、どうしようかな~~」と考えながら「昨日のアニメリアタイし損ねたから内容めちゃくちゃ気になる」とか。
そういう時、文字起こしをしようにもメモ帳だと前後で脈絡のない文章がつづられていくことになる。
もしかしたら「前後の文脈とか、別にそんなの気にしないよ!!」という器用な人もいるかもしれない。しかし残念ながら私は不器用だ。
そこで便利なのが「つぶやき」に特化したSNSである。
ツイートボタンを押せば、真っ白な文字入力フィールドが出てくる。前後に文章など存在しない。
脈絡なんてものを気にせずにその時の思考に専念することができる。書きたいことを書いたら、送信ボタンを押す。
するとタイムライン上に保存される。ボタン一つでその時の日時も保存されるのは地味にありがたい。
別のことを呟きたくなったら真っ白なメモ帳で文字を好きにつづることができるし、これまでの呟きに「関連」を付けたいのであればリプツリーでぶら下げられる。引用RTでもいい。なんならエアリプでもいい。自分の好きな裁量で「呟き同士の関連性」を決めることができる。
ついったランドもといSNSには使い方の明確なルールはない。もちろん、秩序を守るための最低限のルールはあるかもしれないが「この時の呟きってこの呟きに関連していますよね。どうしてリプツリーにしなかったんですか?」なんて茶々を入れられることはない。
たとえ一人で壁打ち用だったとしても、タイムラインという存在によってその時の思考が保存され、次第に流れていく。一方で引っ張り出したくなったら簡単に引っ張り出せるし、関連を付けたくなったらいつでも関連付けをすることができる。
呟きをするときには画面内の情報が消え「前後の脈絡を考えなくてよい」という状態になり、つぶやいた後にはタイムラインによって「いつでも関連付けやリアクションを付けることができる」という思考同士のつなげ方の柔軟さ。
この2つが思考を垂れ流すパフォーマンスを最大限に引き出し、そんな環境を無性に求めてしまうのではないか。
そしてそれが簡単に他者と共有でき、フォローというものによってタイムラインに乗せる情報を簡単に取捨選択でき、他者からのリアクションによって依存性をより加速させてく。
ついったー、恐ろしい子。