Redisとは
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Redisとは:高度な Key-Valueストア
Key-Valueストアとは:データ管理システムの種類の一つ。保存したいデータ(value:値)に対し、対応する一意の標識(key:キー)を設定し、これらをペアで格納する方式。
特徴:インメモリ
データをコンピューターの主記憶装置に直接保持する。
通常、データベースシステムは、データの永続的な保存のためにハードディスクやSSD(固体記憶装置)などの永続ストレージにデータを保存します。これに対して、インメモリシステムは、データをメモリ内に保持し、データの読み書きを行います。
メモリは永続ストレージに比べてアクセス速度が非常に速いため、インメモリシステムは高速なデータ処理を可能にします。これは、特にリアルタイム処理や高速なデータアクセスが要求されるアプリケーションにおいて大きな利点となります。
インメモリ技術の欠点は、電源が切れるとメモリの内容が失われる可能性があることです。しかし、多くのインメモリシステムでは、データの定期的な永続化、レプリケーション(データのコピーを複数のサーバーに保存すること)などの機能を通じて、この問題に対処しています。
REmote DIctionary Server の略
OSS
用途:データベース、キャッシュ、ストリーミング・エンジン、メッセージ・ブローカーなど
インメモリデータストア vs. RDBMS
インメモリデータストア(例:Redis)の使用が適している場合
高速なデータ読み書きが必要な場合: Redisのようなインメモリデータストアは、データを主記憶装置に保持するため、ディスクベースのRDBMSよりもはるかに高速にデータの読み書きが可能です。
セッションキャッシュ: Webアプリケーションでユーザーセッション情報を迅速に取得・保存する必要がある場合、インメモリデータストアはこの用途に理想的です。
リアルタイムアプリケーション: チャットアプリやリアルタイム分析など、低遅延でのデータ処理が必要なアプリケーションに適しています。
キューとメッセージング: メッセージキューイングシステムやパブサブシステムを実装する際に、高速で軽量なインメモリデータストアが好まれます。
RDBMS(例:MySQL)の使用が適している場合
複雑なクエリとトランザクションのサポートが必要な場合: RDBMSは複雑なクエリ、ジョイン操作、トランザクションの整合性(ACID特性)をサポートしています。
関係データの管理: ユーザー情報、商品情報など、関連するデータを効率的に管理し、複雑な関係を維持する場合にRDBMSが適しています。
大量の永続的データの保存: ディスクベースのストレージを使用するRDBMSは、大量のデータを永続的に保存するのに適しています。
データの整合性と耐久性が重視される場合: 金融システムやEコマースプラットフォームなど、データの正確さと安全性が極めて重要なアプリケーションにはRDBMSが好まれます。
併用して、永続的なデータストレージとしてRDBMSを使用しつつ、高速なデータ読み取りや一時データのキャッシングにインメモリデータストアを使用することもできる。