日経賞 (GⅡ)反省|2024/03/23
結果
【日経賞】重賞初挑戦のシュトルーヴェが昇級即V 鮫島克駿騎手「乗っていて楽しいレースでした」
1着馬に天皇賞・春(4月28日、京都)の優先出走権が与えられるG2は10頭立てで争われ、4番人気で鮫島克駿騎手騎乗のシュトルーヴェ(セン5歳、美浦・堀宣行厩舎、父キングカメハメハ)がゴール前の激戦を鋭く伸びて制し、重賞初挑戦Vを決めた。前走のジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念(3勝クラス)を勝ち上がってオープン入りしたばかりだった。勝ち時計は、2分31秒4。
映像
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予想の方向性はあっていたが、買い目をしぼるにあたっての取捨選択がぜんぶ間違っていた。
8歳馬さんを主軸に置くのは、迷った挙句だったが、かなり危険な買い方だった。4歳馬さんがいないなら、期待の持てる5歳馬さんを意識しておくべきだった。もうすこし考えたらできた気がする。が、不安な要素もかなりあったので、このあたりなんともむずかしい。とはいえ買わない択をとるのはかなり悪手だった。いくら8歳馬さんが有力とはいえ、良馬場でフレッシュな方と競うのは大変になるのだし(重馬場ならあったのかもだが、そうではなかったので)
途中までのレースの形はおおむね予想した通りだった。マテンロウレオさんが逃げをして、それを後方の方々が追従してゆき、向こう正面でアドアイヤハレーさんがまくり上げをしてくる。それに併せてでボッケリーニさん含みの面々がしかけ始める。そして直線へ。いまの中山さんは内がのびる。さあどうなるか。
という形だったのだけれど、結局のところぼくが「良馬場であること」を意識できなかったのがだめ。前のこりしやすい場とはいえ、末脚であがってこれる方が強く走れる状況があった。かつ前のマテンロウレオさんが思った以上に逃げたため、後方の先行勢がどのタイミングで攻めかるかという「前崩れ」しやすい状況も生じた。結果、面々を見据えつつ走った5歳馬のシュトルーヴェさんがキレのある末脚で1着になった。ボッケリーニさんは最後のびきれず5着。まくり上げをしたアドマイヤハレーさんはばててしまい6着。単騎逃げで頑張ったマテンロウレオさんは残しきれず4着だった。途中までかなり良い形で、当たるかもしれないと思った。が、直線でまくられてしまった。考慮が足りなかったと思う。
典さんの単騎逃げを想像していたのに、後半の仕掛けで発生するペースの想定ができていなかった。かつアドマイヤハレーさんのまくり上げもあるわけで、どうしたって後半のペースがはやくなる理由しかない。はやくなるからには年長者は不利を受けるし、若年者が有利になる。シュトルーヴェさんに対しての疑いを強く持ちすぎていた。末脚を信じるべきだった。仕掛けにいったアドマイヤハレーさんは万全の走りだったと思う。が、やはり、単騎逃げに挑みかかったぶん体力がもたなかったのだろう。距離延長勢でもある。ボッケリーニさんも同じだが、年齢の限界があった気がする。重馬場だったら違った気はする。
AJCCを意識してよいレースだったが、意識しすぎて良馬場であること忘れてしまった予想だった。いまのぼくは、最初のときに立てた基準を忘れるのを毎回やっている。ほんとうによくない。ねこさまの体調管理と天候由来の体調不良でてんやわんやしていたので余計にそうなったのかもしれないが、それにしたって多発している。見立て自体はよかったのでそこは信用したい。みていて面白いレースだったが、自分のできなさもひしひし感じた。