中山牝馬ステークス (GⅢ)反省|2024/03/09
【中山牝馬Sレース後コメント】コンクシェル岩田望来騎手ら
映像
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先週と同じで直前にまとめたのが良くなかった。どちらかというと距離延長勢の方をあわない方としてみるはずだったのに、目撃したことに捉われて下げることができなかった。かなり買い方が雑だった気がする。小説でいうと推敲の前段階で予想を終えてしまった感がある。△の方が6者いたのもよくない。3、4者にまで絞るべきだった。そういうことを実施するために見直し/再考が必要なのだと思う。予想の向き自体はよいのに、焦って買う形を間違えるのが自分の常だと感じる。どこまでいっても自分の性質としてある「慌てる」と向き合わなければならなくなっている。しかしそういうものと思う。
形としてはコンクシェルさんがハナをとって逃げ残る形になった。個人的にはグランスラムアスクさんとファンタジアさんあたりが、もうすこし後ろからせっつく形になるかなと思っていた。実際はそうはならず、コンクシエルさんが先頭で、それをターゲットにグランスラムアスクさん、ヒップホップソウルさん、シンリョクカさんが見据える形になった。ファンタジアさんは出遅れた。結果、固まった一団になり、楽に逃げられる向きになったのが、とにもかくにも見誤り。あと、荒れているようで結局のところ、まだまだ内を走れる場だったということにもなると思う。稍重にまで回復したのもあるかもしれない。
ルージュエクレールさんは落ち着きがなかったため出遅れ。ここも、ゲートの出の云々についてをよくみすぎたのだと思う。フィアスプライドさんは悪くなかったが、3コーナーへ仕掛けてゆくタイミングゆえに、彼自身が追い抜くためのターゲットになった感があった。結果うしろを追従してきたククナさんと、それを目撃して走り出したコスタボニータさんが好走する形になっている。つっつきにいったルメールさんだったけれども、コンクシェルさんはつぶれなかった。距離延長勢と短縮勢では、攻めるために自分のペースで走れているわけではないところで、フィアスプライドさんのほうが分が悪かったのだろうと感じる。
シンリョクカさんとククナさんは、お二方とも2走前のエリザベス杯で良馬場めいた重馬場を走っており、あまりよい順位ではなかったが、重馬場自体は苦にしていなかった。走った後のコメント的にも京都があっていない感じだったので(直線が長いのを苦にしておられた印象)、距離短縮+直線の短い中山は合う馬場だったのだと思う。買う前にそう思い至れなかったので、このあたりもあまりよくない。最後の直線は前残り気味で、シンリョクカさんは内ラチをうまく走っているのが〇だった。そのまま加速して前に出てゆき、三着でゴールされた。コンクシェルさんは最後まで自分のペースで走れたのが〇。レースペースをコントロールしきったからこその勝利と感じた
ククナさんはさっきも書いたが、フィアスプライドさんをターゲットにしてあがってきたのが結果として〇だった。コスタボニータさんも頑張ったが間にあわず。フィールシンパシーさんは最初からコンクシェルさんをターゲットにしていたため、良い形で残したが4着になった、という様相。まくられの影響もあるのかもしれない。形としては、まくってあがってきた方と、前で走っていた方が残る競馬で。そのうしろについていた方がやられ気味というやつだった。一応は思っていた感じと近いが、するべき取捨が雑だったので、どうにもならない
やはりぼくは、直前に予想をしてはいけない。慌てる。しっかり書いてから一日置いて「ここは錯誤がある」という判断を自分に下さないといけない。小説と同じで、書き上げた直後は気分が高揚しすぎ、近くのものが見えすぎるため判断おかしくなる。もうすこし冷静に眺めれば、距離延長勢のお二方をきれていたのかもしれない。お馬さまの走りを多めに眺めるようになったために、「立てた予想が当たるかどうか」に心理が持ってゆかれすぎている気もある。とはいえ自分はこの観方を中心に据えておきたいので(お馬自体を眺めたいため)、心理をもっと制御できるようになれれば、と思う。向き自体はたぶん良いので、なんにしても落ち着きたい。