【展示案】M2中間審査 20230823
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作品タイトル:ポストデジタル植物 : Post Digtal Botanical
人の3Dモデルサイズは170cmくらい。
作品構成材料: 展示台、 ultraArm P340ロボットアーム3軸、DMMディスプレイ55インチ、黒い塗装木材、印刷ポスター
参考写真:
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四つのステップで進める: 先ず制作する花材を選びます
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①3DスキャンとL-systemを加えて生け花の花材をデジタル復元(コンピュターグラフィックスの作成ルール)
②プロシージャルの生成型3Dモデルとしてデジタルアセットを作成する → 帯化の状態が持っている
③Touchdesignerでマーカー認識のシステムとレーザーでデジタルコンテンツ含めの花材を制作する
④ロボットアームが生け花パフォーマンスを実装し、ディスプレイにリアルタイムレンダリングのデジタルコンテンツが生成する
ロボットアームリサーチ:
6軸バージョンMyCobot 320 M5のを購入しましたが、不具合クリッパーの部分でもう少し調整が必要。
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実装の環境構築:USBカメラ → Touchdesigner AR Marker → スキャンされた信号をUnityへ、3Dmodelを生成する
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研究目標:生け花花材を購入し、シテクスチャとプリゴンを含めて自然に存在する美しいルールと造形を記録する。デジタルの復元を踏まえて、グリックや異変の綴化原理を加えて新たなポストデジタル植物を作成する。
記録方法:デジタルカメラで写真情報を記録、Shining 3Dで3Dスキャンする、成長の状態をメモやスケッチで記録。
制作内容:観察写真、観察した植物のL-systemルールを書くそしてインフォグラフィック、プロシージャる3Dモデルを作成。
参考作品: Dossier Dirk Koy、Heterosis - OG.ART、Artificial Bloom - Shy Studio、Growth - WANG & SÖDERSTRÖM
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2:植物のエラー化 ーー 綴化・帯化
綴化(Fasciation)は、植物の茎の一部が異常に扁平化する一時的な奇形で,厚みのある扇状となることが多い。 発生の過程で茎の生長が横方向に特に増加するために起る。 順序の乱れた葉序や花が多数ついていることもある。 ヤナギ,キク,アブラナ,スギなどで発生しやすく,生け花などに利用される。帯化は、 頂端分裂組織の突然変異や遺伝的な原因のほか、 細菌の感染や昆虫、ダニなどによる傷害を受けることで生じるとされる。
花が帯化種類の例として:
①ユリ:茎の扁平化
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普通ユリ 帯化ユリ
②キク類:頭状花の帯化とシミュレーション原理
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菊科植物の花頭の花序に関する研究で、扁平化した構造の花序パターンとそのモデルを探求し、影響や遺伝的・進化的要因、シミュレーションなどの方法を取り入れています。この研究は、花序の理解に寄与し、その研究の課題にも触れています。
参考資料:
・ Przemyslaw Prusinkiewicz, Teng Zhang, Andrew Owens, Mikolaj Cieslak, and Paula Elomaa(2022) Phyllotaxis without symmetry: what can we learn from flower heads?. Journal of Experimental Botany, erac101.