2018/10/10 西尾泰和さんが東工大BMOTで開催している「知的生産」という授業に参加してきた
参加したのは第4回
いわゆる一般的な講義(講師による一方的な発信)ではなく、受講者参加型のブレインストーミングのような講義
とても新鮮だった
ひたすら話を脱線させてアイデアを膨らませていく
エンジニアの知的生産術の実践のような
今回の講義はアナロジーの実践のようなものだった
話が「脱線」するとは既にレールが敷かれていることを意味する
この講義ではレールがない
面白いものがあれば脱線していく
いわば「ハイキング」のようなものである
次に「連想のネットワーク」の話
前述のハイキングから「アナロジー」の話へ
アナロジーの例示をしたり...
「価格が上がること」と「凧が上がること」で例示
西尾さんのソフトウェア開発での事例
AppleのTimeMachineという事例
これは過去に遡る事例だけれど、これが未来だとしたら...?みたいな話があった
僕は「コンピュータがユーザが期待する状態になっている」としたら、TimeMachineの未来版になるかなと思って発言した
これはScrapboxと付箋の使い分け方という質問の流れ KJ法の話に...
付箋はこざね法的、つまり思考を発散させて収束させる使い捨ての道具
一方でScrapboxは情報カード的、つまりストックされる文章が書かれる場所
なんとなく付箋を使ってアイデアを発散、収束させるのって「発散」「収束」という抽象的な思考プロセスを物理世界に持ってきたアナロジーだよなと思い浮かんだ。
付箋を見て新しい考えを思いつくのはある意味で「対話」に近い?
特に付箋書き出しによる方法ではちょっと前の自分との対話しているようなものかと思い発言
そこで西尾さんは”Facebookがサジェストしてくれる一年前の自分の投稿が面白く感じる。”的なことを言っていた気がする
これも一種の過去の自分との対話、みたいなニュアンスだったと思う
一人で考えるよりも会話をしたほうが思考が捗るのはなぜ?
言語化することで考えが整理される
単純にアウトプットをしているから、という意見
付箋のような役割
大きなタスクを進めるよりも小さなタスクに分割して進めるほうが楽、というところから着想を得て「会話によって問題を細かく分割するから捗るのでは?」と思いついて発言した
加えて、問題を会話の単位におさめるから自動的に問題が分割されて小さな単位になる、と他の方が発言
ここで「あ、ボリアの『いかにして問題を解くか』だ」と思った
最後に
東工大のCUMOTのスタートアップデザインコースの宣伝も兼ねているそうでした。
面白そう。
単純にBMOTに興味が出てきた。