【講座】学び続ける教師のための研修講座「教育実践研修はじめの1歩」
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上越教育大学教職大学院教科教育・学級経営コースでは、毎年、新潟県の現職教員・教員志望大学生/院生・教育に関心のある全ての方を対象に(もちろん県外の方も可)無料の公開講座「学び続ける教師のための研修講座」を開催してきました。例年、新潟県内各地で開催してきたのですが、今回はオンラインでの講座も初の試みとして行いました。 8月7日講座Bは、オンライン講座という初の試みに加え、内容も初の試み。 講座を計画しましたが、「このようなテーマで人が集まるのか。」というのが最大の懸念材料でした。
とはいえ、初の試みだし、内容を考えると対話型で進められる極数人の参加者で行うのがいいかなとは思っていました。
しかし、蓋を開けてみると予想の何倍もの方々が参加してくださいました。
嬉しい誤算です。
本講座の開設趣旨は、「現場と学術の場を繋げること」、「理論と実践の往還」というキーワードを広めることです。 私自身、小学校・中学校の教員だった頃は、大学の研究や大学の先生は遠い存在でした。
大学の先生の言っていることや、まして、学術研究の成果にはほとんどアクセスしていませんでした。
(また、逆に、大学の先生が学校に積極的に関わるという事例も極少数だったように思います。)
私は、小・中学校での経験があり、現在は大学で学術研究と教員養成・教育を行なっています。
両方の立場に立ってわかったことは、それぞれが教育をよくしたいと思い行動しているということです。
それにも関わらず、なぜか、学校現場と大学(学術の場)のお互いがいい影響を与え合う、歩み寄る、融合する、協同するということは、決して多くないと感じるのです。
お互いが協同し、融合するような関係性がもっと増えれば、今よりもきっと教育が良い方向に進むと私は信じています。
先程、私は現職教員時代に、学術の研究にアクセスしなかったと書きましたが、何故、しなかったかというと、アクセスの手段がなかったということ、そして、そもそも学術の成果というものが何かということ自体分かっていませんでした。
私のような人がいるかもしれない,ということで,今回の講座開設に繋がりました。
講座では,「教育実践報告と教育実践研究との違いとは?」「研究をする意味は?」「研究に触れることが実践にどう繋がるのか?」「日常に取り入れることができる研究のエッセンス」などについて,お話し,参加者の皆さんと対話しました。
積極的に意見や質問を挙げてくださり,充実した時間になりました。
素晴らしい方々で,お話させていただき,こちらの方が刺激を受けました。
新潟講座はまだまだ続きます。
また、本講座の同内容(もちろんマイナーチェンジさせます!)も11月にオンラインで予定しています。