【授業づくり】協同的な学習の導入について
2020/12/11
子供たちの裁量権の多い主体的な、協同的な学習においては、インストラクションが重要(例えば、石川晋「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42,明治図書,2012)。石川は目標・方法・価値とインストラクションを細分化し重視しているが、一方、インストラクションを軽視した実践は実際多い。
その結果、子供たちの活動は停滞するが、その停滞を課題の難しさや子供の力量に原因を置くリフレクションがされることがある。しかし、原因は単純。インストラクションを丁寧に行っていないということである。子供たちが何を目指しどのような活動をするのかイメージできるインストラクションをする。
そのことによって、子供たちの活動の姿はかなり変わる。さらに、そこに価値のインストラクション(石川,2012)を行うことで子供たちが活動する意義を感じながら目標に向かう。主体的・対話的で深い学びが求められる今、改めてインストラクションの意義を大切にしたい。
#授業づくり