【学部】1年生と読書会
彼らにとって,初めての読書会だったようです。このような形式で1時間半もつのかと彼らは思っていたようです。 はじめはおっかなびっくりの学部1年生でしたが,徐々に空気があったまり,結局私のコーディネートする場は,時間を区切っていくことだけ。話し合いは彼らでずっと進みました。
学生の感想は,「面白かった。もっと本を読みたい」とのこと。読書会をして,同じ本を読んでも,人によって読み方が違うということ,話し合うことでいろいろな考えを聞いて,深まったとのこと。人の考えを聞くだけでもその効果があるとのことでした。
読書会の楽しみを感じてくれていたようです。これだけで今日の目的はほぼ達成。
私自身も面白い1時間半でした。今の子(学部1年)は,大村はまを批判的に読むんだなあというのが,想定内でしたが驚いたことです。批判的に読もうとしているのではなく,感覚として批判的。もちろん,学ぶべきところは多いとのことでした。話の内容を聞きながら,時代の風を感じている子たちだなと思っていました。 学生たちの姿を見ながら,学部生時代に齋藤孝先生の自主勉強会に潜り込み読書会に参加していたことを思い出しました。 きっとガルシア=マルケスなんて絶対に自分では読もうとも思わないし,一人では読了はできなかっただろうな。みんなと読み合った,語った,あの楽しさとあの喜び。20年経った今でも忘れられません。