【全体ゼミ】Zoomを使ってのゼミにM1が参加してくれました
2020/04/10
https://gyazo.com/ba57f842c5028de2d3c68b897533b994
Zoomを使っての全体ゼミ.そこにM1が1名参加してくれました.
全体ゼミの中心は読書会.テーマは「真正な学び」でした.
大島研のコンセプトの1つに,協同的な学習に関わる理論について学び,そして協同的な学習を目の前の文脈においてデザインすることがあります.今回の「真正な学び」は協同的な学習をすることにおいて重要な概念であり,この概念を持っているかどうかで授業デザインが大きく変わります.
今回は,この他にも「正統的周辺参加」や「認知的徒弟制」,「宣言的知識」,「手続き的知識」等々,重要な概念が出現しました.M1の方には,「大学院にきたなあ」と思ってもらえたんじゃないかな.
もちろん協同的な学習をデザインする研究室ですので読書会も協同的な学習の仕組みで運営しています.LTD話し合い学習法を使い予習からディスカッションまで行います.全体ゼミと学部ゼミでこれに取り組み始めて4回目.軌道に乗ってきたようにも思います.前回はNさんが予習で論文読み込んできたことに刺激を受けたのか,今回は学部生Sさんも予習として論文を検索し,そして課題文と関連づけたり比較したりしました.その意識の高さが誇らしく,また,これまでの学びが繋がっているということに喜びを感じます.
このLTD話し合い学習法は,各参加者の予習の質がディスカッションの成果に大きく反映するように思います.ですから,自分の予習を疎かにすることは,自分の学びの結果はもとより,メンバーの学びの結果にも影響を及ぼします.全員の学びを価値あるものにするためには,やはり予習からの取り組みが重要になります.この共同体感覚も読書会を通して養って行ける.なんだかいいなあと思います.
ゼミの最後には,大島の教育単語帳作りについて,evernoteバージョンと,scrapboxバージョンを公開しました.もちろんノートに作っていってもいいのです.でも,ICTを使うことのよさは,検索が容易になったり,語句同士を関連づけたりすることができること.このようにしておくと,ある程度語句がたまったとき,自分の興味をメタ認知することもできますし,また,自分研究をするときに役立ってきます.