【ICT】山梨県の道志中学校と新潟県粟島浦中学校の遠隔授業
2021/07/08
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山梨県の道志中学校と新潟県粟島浦中学校の遠隔授業をコーディネートしています。
先生方との打ち合わせを重ね,今回第1回目を迎えました。
私たち大島研究室のメンバーは,上越から授業を参観しました。
道志(山梨)・粟島(新潟)・上越(新潟)の三方が同時に繋がり授業研究できるのですからすごい時代です。
まだ始まったばかりのプロジェクトですが,驚くことばかりです。
生徒たちは,初めてとは思えないくらい積極的に交流を進めており,すでにお互いの名前を覚えるくらいに。
小規模校ですからそれぞれ自校内の人間関係は濃い。一方,それらの関係の多様性には限界があります。
授業内でお互いが自己紹介をしました。その中で好きなアイドルやゲーム,アニメ,つまり「推し」が両校生徒の間で結ばれた瞬間がありました。お互い分かり合える「仲間」に出会えた時の盛り上がりの姿。とても微笑ましく,その喜びの感情は画面を通してでも伝わってきました。(「推し」ってすごい)。
今ある,小規模校だからこその濃い人間関係に加え,この遠隔での多様性のある関係がミックスされることで,人間関係を広げ深める力を育んでいけるのではないかと,プロジェクトに希望を持ちます。
そして,更に感動的なのは,先生方の前向きな姿です。
初めこそ私が色々と設定し,打ち合わせをしましたが,話し始めるとお互いが共通する学校課題が見つかり,共感し合い話がはずみます。そしてそれを乗り越えるためのさまざまなアイディアや実現するための計画が作られています。
私はその様子を鳥肌を立てながら眺め聞いているだけの状態でした。両校の先生方の,「生徒たちのために最高の教育環境を用意したい,生徒たちが成長する場を作りたい」という熱い素敵な思いが伝わってきます。
遠隔授業は,もちろん学習指導要領で規定されているわけではもちろんありませんし,おそらく先生方には日々の仕事が押し寄せているはずです。それでも,生徒たちのために遠隔授業にチャレンジする姿勢,教師って凄いなと改めて思います。
このプロジェクトがどう進化していくのか。
ワクワクしっぱなしです。
生徒たちの交流の様子を見ていた院生たち。
私の研究室の院生は小学校の先生になることを目指している方が多いのですが,道志中・粟島浦中の生徒たちの姿を見て,「中学校の先生もいいなあ」と呟いていました。
とても素敵な生徒たち,先生方に出会えたこと,感謝の気持ちでいっぱいです。
#全体ゼミ