9898_我が家をご紹介します(ダイニング)
我が家のダイニングを、ご紹介させてください。敷地は東南の角地なのに、以前の間取りは、ダイニングを広くするために、キッチンが北側にありました。対面キッチンにしたかったので、ダイニングを4帖まで狭くしました。4帖しかないダイニング、「ひとさま」の家ではできないことですね。できあがるまで心配でした。
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オオタキさんの家は、大滝建築事務所の「リフォーム」の、ショールームを兼ねています。ご興味のある方は、ぜひ、いらっしゃってください。春になると桜が咲き並ぶ、遊歩道が近くにあります。2006年撮影のLDK2 ( 2017.09.30) hr.icon
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ダイニングは、東側の道路に面した、北東の小さなスペースです。
「4帖しかないダイニング」を造ったのは、私としては初めてでした。
一般的なダイニングの天井の高さは、240cmほどですが、
我が家は、215cmとかなり低くしました。手が届く高さです。
この低い天井と相まって、この4帖のダイニングは、
我が家で一番、落ち着く場所となりました。
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天井の高さを低くした理由は、今回のリフォームにあたり、
2階の外壁の重さを、支えていた柱を抜くために、梁を入れたからです。
ですが、この補強梁を入れる必要がなくても、天井を低い高さに抑えて、
DEN(動物の巣穴)のような、スペースにするつもりでした。
日々の生活の中で、食事をしているひとときが、もっとも大切だと考え、
ダイニングでは、家族で親密な雰囲気を、共有したかったのです。
なので、ダイニングには、テレビからも遠ざけました。
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バリアフリー住宅では、「スキップフロア」といった床の高さの変化で、
部屋の雰囲気を、変えていくことができません。
天井の高さの変化は、それぞれの部屋の雰囲気を、変えるためにも有効です。
ダイニングの奥、北側の壁一面は、造り付けの本棚です。
本の表紙が、乱雑に見えてしまわないように、扉を付けました。
ダイニングの照明は、このペンダントのひとつだけです。
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間に合わせで簡単に造った、ダイニングテーブルが、そのままになっています。
狭いスペースなので、ダイニングテーブルを中央に置けません。
テーブルを出窓下の壁に取り付けることによって、一本脚にできました。
テーブルの天板は、しな合板を切っただけの簡単なものです。
しな合板は安価な材料ですが、表面が柔らかいので天板には不向きです。
使い込んでいくうちに、たくさんのきずが付き、拭いてもとれない、
黒ずみも付いてしまうので、本来、堅い木材を選ばないといけません。
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椅子は定番の「Yチェアー」です。Y字形のきれいな影、その名前の由来です。
ハンス・ウェグナー(Hans J. Wegner)によって、デザインされたものです。
仕上げは、ソープフィニッシュ(無塗装)、あたたかい艶がでてきました。
Yチェアーの座面は、「紙ひも」なので、ややよれてきました。
デザインがいいだけではなく、本当に座りやすいので、とても気に入っています。
実は、我が家のインテリアは、この椅子に合うように決めたのでした。
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廊下・キッチンの方を見ると、廊下の奥にある、玄関まで見通せます。
また、振りかえれば、出窓からは道路の様子も眺められます。
ダイニングとキッチンの、一体感を出すために、流し台の吊り戸棚はありません。
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キッチンからの配膳には、このカウンターが重宝していますが、
カウンターの高さが高すぎました。5cm下げ、105cmにすべきでした。
流し台に置いてある食器などを、隠そうとしたためでした。
食事を終えると、食器をこのカウンターまで運んでから、
キッチンの方へ回ります。狭いダイニングなので、キッチンまでは数歩です。