9598_掃き出し窓の段差リフトは、階段と濡れ縁のセットで
車いすユーザーのための出入り方法を考えました。お住まいはアパートでしたので、車いすで出入りするために、玄関やポーチを工事することができませんでした。そこで段差リフトを設置し、テラスの掃き出し窓から、直接リビングに入れるようにしました。
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リフトが下がった状態です。普段、リフトはこの状態です。
リフトの脇には階段を造りました。
車いすユーザーをリフトに乗せると、介助者はこの階段を上がり、ぬれ縁に先まわりすることができます。
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フラップを下げた状態です。ぬれ縁と同じ高さまでリフトが上昇すると、リフトは自動的に停止します。
リフトの奥に見える黒いハンドルを前に倒すと、フラップが前に倒れて、ぬれ縁との隙間をなくします。この操作は手動です。
リフトは電動で昇降するので、100Vの電源が必要です。ぬれ縁の脇の既存コンセントがあったので、電気工事は不要でした。
木製デッキは屋根の有り無しで大きく寿命が変わります。ちょうど、上の階のバルコニーが、このデッキの屋根替わりになりました。
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リフトを上げた状態です。
このリフトは比較的安価なタイプのものなので、下部はオープンになっています。
リフトを下げるときは、その前にリフト下の空間に、障害物がないか点検する必要があります。
また、リフトには積載荷重が決まっています。このリフトは200kgなので、介助者も同時に乗ることができます。