9316_連続する背もたれで、浴槽に入れる入浴台
車いすユーザーの住まいてさんが、洗い場だけでなく浴槽にも入れるような入浴台を作りました。洗い場では、両足を伸ばして座位を安定させ、ゆったりとシャワーを使えます。浴槽に入りたい時は、浴槽と入浴台の境にある、転落防止の手すりを引き抜き、入浴台から浴槽内ベンチまで横移動し、両手で浴槽フチを掴み浴槽へと入ります。
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浴室の入口は開口幅の広い 2枚引込み戸、1620サイズ(160cm x 200cm)のユニットバスです。天井に暖房乾燥機を取り付け、入浴中も寒くないようにしました。
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正面のアクセントパネルに、スライドバーとシャワーがついています。浴槽の幅は 75cmなので、洗い場の幅は 125cmです。できるだけ洗い場を広くしたかったので、このユニットバスを選びました。
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浴槽内ベンチは浴槽幅と同じ幅です。ベンチの厚みは 4cm、浴槽の深さは 50cmなので、ベンチ座面から浴槽底までは 54cmになります。
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背もたれは、洗い場の入浴台と連続します。背もたれは壁から離して、奥にはふろフタの収納します。
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浴槽内ベンチの座面の奥行きは 30cmです。一旦このベンチに腰掛けてから、両手で浴槽フチを掴み浴槽に入ります。
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洗い場には、大小4台の入浴台を設置します。壁際の入浴台に背もたれがついています。
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毎回浴槽に入らないとのこと、浴槽に落ちないように、取り外せる手すりを取り付けました。
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取り外せる手すりの高さは 20cm、背もたれの高さは 50cmです。
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正面のアクセントパネル側に、小さな入浴台を2台並べると、背もたれから 120cmの長さを確保でき、かかとがはみ出ません。
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背もたれに寄り掛かり、両足を「ハの字」に広げ座位を保ちます。
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背もたれの右手側に、シャワーとリモコンを取り付けました。
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健常者が入浴する時は小さな入浴台を取り外し、ベンチにように腰掛けます。取り外すと、アクセントパネルから 52cmの隙間となります。
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入浴台の洗面室側には、車いすのフレームがぶつからないように切り込みを入れました。下部のフレームは、28cm引っ込め、キャスターがぶつからないようにしました。
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移乗台の高さは 48cmで、車いすの座面の高さよりやや低めに合わせました。2枚引戸の開口幅は 80cmです。
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対面するトイレからとは、一直線に繋がります。
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コンパクトにまとめた使い勝手のよい水回りスペース、
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LDKや寝室にも隣接させることができました。
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