ストップ・シグナル課題の信頼性
Thunberg, C., Wiker, T., Bundt, C., & Huster, R. J. (2024). On the (un)reliability of common behavioral and electrophysiological measures from the stop signal task: Measures of inhibition lack stability over time. Cortex, 175, 81–105. https://doi.org/10.1016/j.cortex.2024.02.008 3つ研究を行って合計76名(24, 20, 32)
Stop-signal TaskとEEGもしくはEMG
研究1は1週間あけて3セッション
各セッションは3つのtask runsから構成
2つめの課題時に経頭蓋直流電気刺激を行っていた。この研究では第1と第2セッションの最初の課題のみ使う
研究2は1週間開けて2セッション
最初のtask runを含めた
研究3は2週間空けて2セッション(一つのtask runのみ)
研究1と2ではストップ・シグナル課題と2択の選択反応課題を交互に実施。研究3はストップ・シグナル課題と他の認知課題。
図3に課題のパフォーマンスとEMGの変数のセッション間の相関がまとめられている。SSTの指標として用いられるSSRTは.18, .28, .53といずれも高いとはいえない。この結果を受けて次のように論じてる。
後半のFig. 6 では,検査・再検査信頼性にはかなりの変動がある。