OTA後もMagiskを維持する
いちいちパソコンに繋いでboot書き換えをしたくないので、OTA後もそのままMagiskを維持する方法をまとめる。またこの方法を使えばMagiskを導入しながらIncremental OTAを受け取ることもできる。
Incremental OTAについて:
Inremantal OTAは前回のOTAからの差分のみ配信することで通信料を節約するOTAである
前回の差分のみ、ということはシステムに改変がある場合正常にパッチできない。そのため、OTAインストール前に現在のシステムのパーティションのハッシュ値のチェックが行われる
そのため、bootやsystemやrecoveryに改変をしている場合OTAインストール時にエラーが出る。そのため、改変を元に戻すかstock imageで上書きする必要がある。
初回にRoot化する際
1. fastboot flash boot ./magisk_hoge.imgの代わりにfastboot boot ./magisk_hoge.imgを実行する
これにより、bootパーティションを書き換えずにroot化ができるが、もちろん一時的なため再起動したらrootは消える
2. この一時rootの状態でMagisk Managerから「直接インストール」を選択してbootパーティションへmagiskを書き込む
これがfastboot flashと何が違うのかというと、Magisk Managerがインストール前にboot.imgをバックアップしておいてくれる。
実態としては/data/magisk_backup_hogefuga/boot.imgというファイルが作られる
このバックアップが存在すると、Magiskのアンインストール(イメージのリストアのみ)が行える。
OTAする際
1. Magisk Managerから「アンインストール」→「イメージのリストア」を選択する。
これにより、まだrootは残っているがディスクに書き込まれたbootは本来のイメージに戻る
2. この状態でOTAを適用する。通常bootをいじっている状態でOTAを適用するとエラーが発生するが、今回は起こらないはず。
3. 再起動せずに、Magisk Managerから「インストール」→「別スロットにインストール(OTA後)」を選択する。これでbootにMagiskがインストールされる。
4. 再起動する
余談だが、OTAインストール後にしばらく放置してると勝手に再起動を始める奴がたまにいて困る