理想、現実、2021夏
社会人2年目になってようやく落ち着いて考えられる状況になってきたのでここらで整理をキメておく
まずはエンジニアとして経験年数としては2年を終え、3年目になろうとしている
当初はいわゆるWebとUIのデザインやマークアップを仕事にしたいと思って始めた職種だが、これは変わった
マークアップの世界は悪く捉えると「完成」が横行していて、これはシンプルにコスパが悪いしあんまり本質的じゃないことも多いなと思い始めた。
自分はどちらかというと勝手に動くシステムみたいなものを目指したい、目指すべきという価値観で、個人が正解と完成を求める作品性のようなものが垣間見える部分はどうしても人間的で非合理的に感じてしまう。
自分が当初目指していたデザインシステムの構築という部分でも、いまだにビジネスとして、または生産性としてどういう結果がありましたというのをほとんど聞けていないし、きっとそういうものではないんだろうなと気づき始めている。
そういった点で、2年間フロントエンドエンジニアとして生きてきたものの、どちらかといえば古典的なフロントエンドの世界(これは概ねマークアップの世界)からはいったん距離をおいても良いんじゃないかと最近は思っている。
ただフロントエンドという領域自体はなんだかんだ言ってもまだまだ未来がある分野でもあるし、しがみつけるならしがみつきたい気持ちもある。(というか逆にコンピュータサイエンスどころか理系のバックグラウンドすら持っていない自分が正直バックエンドの世界で勝負できる気はあまりしていない。)
加えて、どちらかというと自分の生きる意味という点でそろそろ新しい挑戦をしても良いはずであるし、しなければならない。
というところで、とりあえず今後の指針としては
フロントエンドで自分の理想を追うことができるやり方を求める(飯を食うための営み)
フロントエンド以外の価値を自分に付加する営みを作る(うまい飯をうまく食べるための営み)
というところを考えたい
まずフロントエンドについてだが、先ほどの自分の価値観を再び唱えると、「勝手に動くシステムみたいなものを目指したい、目指すべきという価値観」らしい
これは個人的に壊しやすく、作りやすい、捨てやすく、調達しやすいみたいなところがキーワードだと思っていて、ここ5年で醸成されたデザインシステム、パフォーマンス、モニタリング、DevOps、テスティング、継続的デリバリみたいなもののライトパッケージングみたいなことがしたい
これの目的はあらゆるフロントエンド環境とサービスの品質の底上げみたいなところにあり、簡単にいえばフロントエンドSREみたいなものを想像している
フロントエンドにインフラやサーバーサイドレベルの信頼性を持ち込むのはおそらくかなり重い。これは捨てにくいし、作りやすくもない
どちらかといえばこれをもっとカジュアルに、専任のSREを必要とせずに活用できるくらいがちょうど良いのではないか、もちろん案件によるが、どの案件にも適用できるくらいのものを目指したい。
どれも大規模になってからやればいいと言われるようなものでもあるが、これがライトにできるならやるだろうし、単にやらないための言い訳だろうとは思っている
このラインに乗っていれば小〜中規模くらいからさらに上を目指す上で安定した開発とスケールが可能、というのが理想
この辺でいうと触っておく技術としては
Vite, Tailwind, Figma Plugin API, AWSの監視系サービス, Actions
あたりになりそう(この辺はもっとちゃんと調査をするべき)
実際自分の立場としては割とこれをまるっと検証してみるくらいのことをやってやれないくらいの感じではあるので、もうちょっと深く考えてやってみたい
次にフロントエンド以外の価値を自分に付加する営み、について
価値、といってしまったが値札がつくものはあんまりイメージしていない
どちらかというとフロントエンドくらいしか深く語れない程度の浅さだとあんまり生きてて楽しくないのでもう一つ二つくらいはやっていると言えるくらいにならないかと考えている
今のところ完全にやってみたいものリストくらいにしかなっていないが...
お金を儲けるということを真剣に考える
お金を儲けるということに関してのリテラシーを高めたい
なんでこれでお金が儲けられるのか
ある事象に対して儲かるという構造がどうして成り立つのか
自分の観測範囲、不本意にも文化とかミームとかそういうものに対して熱心な人が多くてもうちょっと逆張りで拝金主義みたいな価値観を手に入れたい。
最初にやること: 一番最初のリファレンス的本を読む
ものづくりをする
結局コードエディタとターミナルに文字列を打ち込む以外の行為をしていないので、普通にちゃんとものづくりをしたい
絵を描くとか、キーホルダー作るとか
ものづくりができる人間、基本的にものづくり以外の攻撃は無効みたいなところがあって言葉が通じないといういうか、あの人たちはあの人たちだよねみたいな尊敬と軽蔑が混じったような目線と境界線が最近見えている。けどやっぱりちゃんと一定殴れる武器みたいなものはめちゃくちゃ弱くても持っておくべきだなと思うし、ちゃんとそういう憧れは表明しておくべきかもなと思い直している。人類仲良く
最初にやること: 一番最初のリファレンス的作品を見つける
Rust
特に言葉が見つからないけど、そろそろやりたい
最終的にはDeno, Prismaあたりはちゃんと触らないといけない