食費と家賃とコンピュータ代をまかなうのに必要なだけ自分の作品を販売しても、ハッカーの価値観と矛盾しない
How To Become A Hacker
2. 同じ問題を二度解くような無駄はいやだ
クリエイティブな頭脳は貴重な限られた資源です。世の中にはたくさんの魅力的な新しい問題が解決を待っているんだから、車輪を発明しなおすような無駄なことをしてはいけません。
ハッカーらしくふるまうには、他のハッカーたちが考える時間は貴重であると信じなければなりません。それをとことん信じて、情報を共有するのがほとんど道徳的な義務であると思えるようになりましょう。問題を解決し、その解答を提供すれば、他のハッカーたちは古い問題にいつまでも取り組みなおし続けずに、新しい問題を解決できるのです。
でも「同じ問題を二度解くような無駄はいやだ」からといって、あらゆる既存の解決策が聖なるものだと思えということではないのに注意しましょう。またどんな問題であれ、正しい解決策が一つしかないなどと思ってもいけません。しばしば、解決策の最初の取り組みを学ぶことにより、その問題についてそれまで知らなかったいろんなことが学べます。自分たちのほうがその解決策よりも上手にできるぞと判断するのはOKですし、またしばしばそれは必用なことでもあります。OKでないのは、よい解決策の再利用を阻止してしまい、人々が車輪を発明しなおすよう強制する、作り物の技術的、法的、制度的な障害(たとえばクローズドソースのコード)です。
(作ったものをすべて無償で提供する義務があると思いこむ必要はありません。でもそうするハッカーが、他のハッカーたちから最高の尊敬を受けるのは確かですが。食費と家賃とコンピュータ代をまかなうのに必要なだけ自分の作品を販売しても、ハッカーの価値観と矛盾しません。ハッキングしているときに、自分の技芸と仲間のハッカーたちへの忠誠心を忘れない限り、家族を支えたり、あるいは金持ちになるためにであっても、ハッキングの技術を使うことはハッカーの価値観と矛盾しません。)