狩猟系ITオープンソース(仮)のプロジェクト企画書
テックに明るいメンバーが増えたのでマイルストーンにテック系プロジェクトに追加してもいいのでは、という意見のもと、まずは現状の課題を言語化しようという目的で書いています。
狩猟業界のテック系課題
現役世代ハンターの見回り負担が大きく、有害鳥獣駆除に十分に参加できない(yunodaの経験に基づく...)
電波法による規制でデバイスの選択肢が少ない
コントリビュート文化がないので、地方各地ばらばらの取り組みになっている
独りよがりな「困っている」を想像してないか。農家や行政が困っている直の現場には実はあんまり出会っていない。
狩猟期間後の捕獲報告書が手書きでしんどい。あれをデータでまとめる人的コストもだいぶかかってそう
趣味狩猟、有害鳥獣、捕獲事業でそれぞれ課題の性質が違う気がする
趣味狩猟:コスパはそこまで気にせず、猟果第一
有害鳥獣:事業を完遂するための人材確保が第一
捕獲事業:経験がないので、困りごとがよくわからず....
有害鳥獣駆除・管理捕獲はそもそも成り手が少ないので人材確保が一番の課題になっていそう。ただし、それをデバイスやモジュール開発で解決できるかというと微妙な気がします。(ネットで情報開示をするとか、有害鳥獣に応募しやすくするHPを作るとか、ほかの課題解決が重要)
逆に趣味狩猟の課題を解決してあげることが業界の参加人数を底上げして、上記の分野に流入してくれることが期待できます。なので、趣味狩猟のIT課題を解決してあげることが重要だと考えます。そもそもマーケットが小さい狩猟業界でさらに範囲の狭い有害鳥獣や管理捕獲マーケットにフォーカスするのが危険。
趣味狩猟のIT課題
いろいろ書き出してみたものの、さまざまな課題が絡み合った現状があり、1発の銀の弾丸で解決できるものはほとんどないです.....。まして、元凶が「情報がパブリックになっていない」だけなものが多いです。デバイスorモジュール開発で解決するにしても、それを使ってもらうリテラシー啓蒙も必要になってくるので、挑戦の道のりは非常に長いことを覚悟してください。
都市部に住むハンター(=シティハンター)が週末しか狩猟に参加できない。
都市から地方へハンターリソースを供給できれば有害鳥獣の人材課題は解決できる?かも
獲物が取れず続かない人がいる(=出猟機会が少なすぎる)
罠?巻狩り?忍び? どれで勝負しているかで初心者に獲物を取らせるアプローチが変わってくる。
単純に獲物の痕跡に気がつけていないかも
サーモグラフィスコープ
狩猟免許や銃砲所持許可など、スタートに立つまでに諦める人がいる
狩猟を始めるまでの手順とかが一括で指南できるページがあるといいかも(申込書をフォームから生成する...etc)
おじいちゃん世代とのIT分断。知識がある層と体力がある層がうまく融合できていない。
おじいちゃんの体力を補完するデバイスを作る?
運搬ドローン
現役世代をおじいちゃんとマッチングさせるサービスを作る?
おじいちゃんの知識を現役世代に還流させるサービスを作る?
迷子猟犬問題
市販品のGPSトラッカーが機能不足? 要調査。
猟犬自体が少なくなっているので、ドローンで代用できないか?
挑戦できそうなプロダクト
サーモグラフィスコープ
運搬ドローン
ドローン自体を製作するのは資本を持たない社団法人ではかなり難しいので、運用するとかユースケースを開発する方向がいいのでは、と思います。
https://atcl-dsj.com/useful/6_recommended_transportation_drones/
猟犬GPSトラッカー
われわれの中で誰も猟犬を飼っていないのがネック...。