デザイン心理学のチェックリスト
参考:インターフェースデザインの心理学
人はどう見えるのか
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1. 目が受け取る情報と脳が認識する情報は微妙に異なるため、ユーザーが期待通りの認識をするとは限らない
脳は見たものに対して解釈を加えるので、実際の見た目に対して「錯覚」を覚えるものである
ex)ミュラー・リヤー錯視、カニッツァの三角形
2. 対象の「あらまし」を掴むのは中心視野より周辺市やの役目なので、画面の端にある情報も軽視してはいけない。
周辺に配置する情報によって、そのページのサイトの狙いを明確に伝えられると良い。
3. 人は本能的にパターンを使って認識するので、できる限り認識しやすいパターンを使うこと
ここを意識するだけで、ユーザーの認知負荷が下がる
なお、図形などは3次元よりも2次元を使った方がいい。3次元で表現すると理解に手間取る可能性あり。
4. 人は「顔」に対しての認識が敏感になってるので、Webページなどで顔を使うことで注意を引きやすい
顔認識専門の脳領域があるらしい。そのため、人は顔に注目しやすいのだとか。特に目。
5. 人は物を思い浮かべる時、斜めから見た形で思い浮かべるので、画面に表示する際も同じようにすると認知負荷が下がる
6. 人は過去の経験と予想に基づいて画面を見るので、その予測から逸脱しない画面にすると認知負荷が下がる
重要な情報は、上から1/3の位置か、中心におくと良い。
7. 操作できる部分は、その操作ができることを上手く示してやる(アフォーダンスがあると示す)
UIデザインなら、アクションコンポーネントは、そのアクションができると人に認識させるようにする。
逆にいうと、操作対象にならないものは、そのような見た目にしないこと。勘違いさせない。
8. 人は何かに集中していると視野に入ってる変化を見逃すことがあるので、本当に伝えたい画面内の変更は目立たせること
ゴリラビデオの実験にあるように、人は視野に入ってても、その変化を認識できない時がある。
9. 人は近くのものをグループだと認識する。英語の場合は、左右をグループ関係と認識しやすい。
英語圏は、左から右に読む言語であることから、写真の右にある文章がグループ関係だと思いやすいらしい。
10. 色立体視が起きるような色の組み合わせは、目が疲れた認知負荷が高まるので避ける
赤背景に青文字の組み合わせとか
11. 色覚異常の人は思ったよりも存在するので、その人たちを思った配色を意識すると良い
色覚異常の人のために作れてるかチェックするサイトもあるので使ってみるといい
12. 文化によって色の意味が変わることを覚えておく
その文化でのキーカラーを事前調べしておくと良い。
赤が必ずしも「危険」などを意味するわけでもない場合あり。
人はどうやる気が出るのか
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50. 目標に近づくほど「やる気」が出る(目標勾配効果)
ポイントは、目標に近い位置にいればいるほどやる気が出るということ。
全部で10点満点だとして、0よりも1の位置にいればそれだけ、行動する動機が生まれやすい。
「前進している」と勘違いさせるだけでも効果はある。
人は、到達までに残っているものに注目しやすい。
これはねぇ、実体験として効果実感してますonigiri.w2.icon
半年に一回しか行かない二郎系ラーメンで、スタンプカードをもらった事により2週間に3回も行きました。
なお、目標が遠すぎるとやる気が起きないので、やる気が起きやすい距離の目標を設定してあげると良い。
10杯飲んだら無料は、正直やる気起きない。
けど、3杯飲んだら無料、とかだとやる気おきる。
この心理をうまく見極めると良い。
注意:目標達成されると急速にやる気が失われる。
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