昭和4年のモダンボーイだから。
20代の頃、俺が本当にモダンボーイの生まれ変わりなら銀座行って何か感じる筈、と思って大通りの方行ってみたけどピンと来なくて、やっぱ違うのかな?って思ったけど、和光も三越も1930年以降なんだってね。そりゃそうだよな、と。その随分後に裏通り?細い通りを歩いたら、ああ此処だって感じになった。 東銀座、その築地との境目の祝橋に至っては一度行っただけで庭感覚になってしまって、懐かしさと落ち着く感覚があって橋から下の流れを眺めたり公園の方でずっと座ったりしてた。そっちだったんだなって。
て、後に調べたら東銀座はモダンボーイの遊び場だったとかで。感覚が正しすぎるな笑
見れば見るほど、調べれば調べるほど僕が好きなのは1923-1930の東京、銀座あたりの感じなんだよなあ。その頃の新青年のファッション記事読むと、僕の好みとか感覚とマッチしててやっぱこれなんだなって思う。
昭和4年の終わりから5年頃の日本では、山高帽が最先端だったそうで「もっと早く流行ってもいいくらいだった」と新青年のファッション記事に書いてあった。だから僕は山高帽が大好きなんだと思う。
本当に、1930年の初めくらいであらゆる感覚が止まって居るよ。
あんな夢見ちゃったし
また昔に戻りたくなっちゃう。
昔に浸りたいなあ。
夢の中でもいいから一度でいいからあの頃に戻りたい。
あの頃に戻って朝から晩まで丸一日でいいから過ごしたい。
本音を言うとあの頃に戻りたくてしょうがないんだな。それは11歳の頃からそうだよ。
けれど過去ばかり振り返っていてもどうにもならない、何も新しいものが生み出せないってわかっているから僕は過去に帰りたいなんて思わないようにしてる。
新しいものには最もと言って良いほど尊い価値があるから。
って感覚が染み付いてる僕はマジでモダンボーイ。モダンボーイ中のモダンボーイ。
モダンボーイだから過去を振り返らないのです……けれど本音を言って弱い僕を曝け出すのなら、あの頃に帰りたいよ。友達とかに会いたい。
でもそんなことばかり思ってたら今関わってくれてる人に申し訳ないね。
戻りたいとか
書いていたけど
ほんと昭和四年とかの人として昭和四年に戻りたいので、レトロ趣味という訳じゃないんだよ。古いもの、黄ばんだもの、錆びたものに魅力を感じる、そういう性質じゃない。
あれらのものだって当時はサラピンだった筈だから。
あらゆる感覚が昭和5年で止まってるから
あの時代のものを新品で欲しいなあと思う。