ワークショップ2023-09準備
ワークショップ2023-09準備
niryuu @siramatu
現段階での発表の構成を送ります。これで20分くらいかと。
全体のトーン:すぐ実践に移るので、コンセプトから自然に移れるようにする。Actionableにする。そのために柔軟な構成にする。
樋口『未来は予測するものではなく創造するものである』をリファレンスとする
■AIを用いたSFプロトタイピングについて
- 自己紹介
いろいろあったが、まさかAIを用いて未来を考えることに関わるとは思っていなかった。「まさか」は起こるということで本編への導入をする。
- 未来を創造する
未来は現在の延長にある。しかし、たくさんある未来の中からより面白いものを考えたり、それを共有したりするのは難しい。そのために「既定路線を進む現実の中に意図的に事故を紛れ込ませ、つまらない現実を撹乱する手法、あるいは、あなたがあなたのまま、あるがままに語ることを後押しすることで、あなたが本当に望む未来を描くための手法」がSFプロトタイピング
- 事例:ChatGPT
ChatGPTが出てきたのは不思議。技術的な進歩はわかる。しかし、「対話をさせよう」と考えた人がどこかにいる。それはありふれた題材のため誰でも思いつけるもののはずだ。しかし、必ず思いつける、予測できるものではない。そのような次元のものをどうすれば考えて共有できるか
- SFプロトタイピングの方法
数スライド。SFプロトタイピングの方法について概説する。技術、世界観、キャラクター、プロットなど。整理中。
- AIを用いたSFプロトタイピング
とはいっても、いきなり全部できるようになるわけがない。「100冊読め」とか今言われても無理。私もゼロから1つ書いたが、「どうやって書いたか」と言われるとわからない。そこでChatGPTを使う。ChatGPTは何か指示をすると一番もっともらしい答えを返してくれる。
- AIを用いたSFプロトタイピングの方法
- 原則
ChatGPTはそれぞれの人の事情を知らないので、明快な言葉で伝えなければならない。今回は最終的に物語を共有するので、いずれにせよ言語化は必要。そこは試行錯誤。あと割と振れ幅があるので、再生成も手。
- 好きなところから始める
要はどこから始めてもいい。自分が今持っているものから始める。技術でも世界観でもキャラクターでもプロットでも本文でも。なければ何をしたらいいか対話する。
- ゴール:物語を書く
ChatGPTに小説を書かせることができる。指示すれば大体反映してくれる。反映してくれなかったらあらためて指示をする。
- フィードバック
アイデアや文章などに指摘をさせる。感想や評価など。
- 対話をする
ChatGPTなのでチャットをする。これまでのチャットの流れに合わせて考えて使っていく。
- 未来を作る
以上にないことでも、自分が求めていることならいくらでもすべき。現状では新しい使い方を思いつくほど未来となる。
- 事例:オモイカネプロジェクト
数スライド。3個ほどAI小説を紹介する。
- 今回の試み:最善のケースと最悪のケース
個人の持つアイデアはだいたい良い方向か悪い方向のどちらかに偏っている。そのため、良い面と悪い面を両方提示することで、アイデア自体が深まり、議論も発展する。
- 最善のケースと最悪のケースを出力した事例
1つ田島がやってみて紹介。良いものを見繕う。
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みんなでまちの未来を考えるようなイベントに参加したことがありますか?
楽しいのですが、発想を未来に飛ばすのって難しいですよね。ついつい、現在の社会の延長で議論してしまうことが多いのではないかと思います。
そこで!本ワークショップでは、話題のChatGPTに短編SF小説を書かせることで、想像力を補いつつ未来予測の解像度を上げる方法を体験します。テーマごとに最高の未来・最悪の未来をAIに予測させ、どうすればより良い未来へ向かうのかを考えてみるワークをご体験頂けます。お気軽にご参加ください!
開催日:2023年9月27日(水)18:30-20:30
場所:ハイブリッド(名工大&Zoom)
情報共有(プロンプト、作った小説のシェア)のためにGoogle Docsを使う
グループワーク中のアイデア書き出しにPolisを使う
事前に作ってサンプルの意見と投票をやっておき、上記Google Docsに投票画面とレポート画面のURLを貼る
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(9/11時点の案)
18:30-18:40 オープニング・趣旨説明(@hal_sk, @siramatu)
18:40-18:55 SFプロトタイピング概説(@niryuu=田島さん)
何を話してもらう?
未来のことを考えようとしても、叩き台がないと議論しにくい
そこで小説をAIに生成させる
小説の例があると納得しやすい
例は最初に出しましょうniryuu.icon
明るい未来、暗い未来の両方を出力することのメリット
一人で考えていると片側に偏りがち
「オープニング・趣旨説明」と「SFプロトタイピング概説」のどちらで何を話すかに関してすり合わせが必要
18:55-19:05 Polis紹介(@nishio, 現地参加です)
19:05-19:10 プロンプトのサンプル紹介(@siramatu)
19:10-19:25 SF執筆: お題「2040年の日本社会」
各個人が執筆する
最高の未来と最悪の未来を執筆
Google Docsの自分のセクションに貼り付けてもらう
解決すべき課題の案も読み取る
各個人がPolisにその課題の案を投稿しておく
具体例「AIに過去の経歴を全部知られているのは怖い」
https://scrapbox.io/files/649d80f1daac4a001ccdf8e2.png
19:25-20:15 グループワーク
「より良い未来のために、今行動できそうなこと」の抽出とPol.isへの入力。
最悪ケースと最良ケースを比較して、課題設定する
例: 4人のグループ
19:25-19:35 グループ内の他の人の小説を読む
黙って並列で読む
読み終わった人は投票に進んでもいい
目安としてフェーズを分けているけども厳密に従う必要はないと思う、司会がそのタイミングで次のフェーズに進むことを促す的な感じnishio.icon
1段階目 19:35-19:50: 「そもそも解決すべき課題は何か?」を明らかにする
口頭で一人1分くらいで自分の小説での課題を共有
19:50-19:55 みんな各自でPol.isに投稿されている意見について投票する
分布を見る
ここで「何が解決すべき課題だと感じるか」に関する、会場全体の「感情の分布」の可視化を参加者は見ることになる、これが一段階目
「メジャーな意見」にコンセンサスが出てくる
2段階目 19:55-20:10: 課題を解決するには、自分はどのような行動をするべきか?
ここ、当初「人々はどのような行動をするべきか?」だったけど「自分はどのような行動をするべきか?」の方がよくない?nishio.icon
みんなで議論をする
ここまでの「メジャーな意見」を踏まえてnishio.icon
思いついたことはどんどんPolisに投稿
合意に至ったものに限らない
グループの中で議論して合意に至ったものももちろん書いてほしい
ブレインストーミングにおける付箋みたいなものだと思ってどんどん書いてもらいたい
20:10-20:15 Pol.isに投票して分布を見る
20:15-20:30 クロージング
ハイブリッド
Zoom参加の人だけですでにブレイクアウトルームを作れそうな人数いる
もし可能であるなら
グループワークの間、会場スクリーンでPolisの可視化画面を出しておく
それを出すマシンがZoomに入ってその画面を配信する&録画する
20日に内部的に試す会が行われる
Polis自体を自分たちでできるようになりたい
場を準備する側の話
一般参加者の側の話
この機会にnishio.iconが解説動画を作る
小野地さんが司会をする
20日のリハーサル
先生方からのフィードバック
グループで各個人が書いたものを全て読んで議論すると、やはり議論が散らかってしまうので、グループで1人が書く方が良いのでは
グループで1人がSF書く前に、グループ内で「状況」に何を書くかを議論すると良いのでは
実は、「取り組むべき課題」はこのときの議論で決まるのでは
SF小説から読み取るべきなのは、「どの課題に取り組むべきか」ではなく、「どんな理想像を目指すべきか」ではないか。なぜかというと、生成される「最悪の未来」SFはプロンプトの「状況」に何を書くかでほぼ決まってしまうが、「最高の未来」SFにはバリエーションが生じるので。
シナリオプランニングの手法から考えると、プロンプトの「状況」には変えることのできない状況を書き、起こり得る可能性については別の項目を立てると良い
なので、SF書く前にグループ内で「状況」だけでなく「起こり得る可能性」として何を書くかも議論してもらうと良さそう
プロンプトの改定版
# 状況
- 日本では・・・
- ・・・
# 起こり得る可能性
- 2040年までに・・・が起こるかも
- ・・・
# 指示
- 2040年の日本社会について2つの短編SF小説を書いてください。
1. 起こり得る最悪の未来をイメージできるような短編SF
- なぜそのような最悪の未来になったのか、原因に関する解説も添えてください
2. 起こり得る最高の未来をイメージできるような短編SF
- なぜそのような最高の未来になったのか、原因に関する解説も添えてください
# 注意事項
- 各小説は20行以内でお願いします
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9/20
コミュニティ創成教育研究センター内でリハーサルしたところ、ワークの変更案が浮上した
9/11
ミーティングdone、上記をアップデートした
8/12
おおー、具体的になってきた!nishio.icon
検討: