千葉 麻十佳
/ Chiba Madoka
2009年東京藝術大学大学院彫刻専攻修了。同年ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を得てベルリン芸術大学に交換留学生として入学。主な展覧会に、12th極寒芸術祭(2022)、光が射す(ギャラリーオフグリッド/2019)、ウェザーリポート(栃木県立美術館/2018)など。近年はアーティストインレジデンスを活用し、各地の火山石や砂、地層を溶かして土地の時間を戻す作品を多く制作している。 https://scrapbox.io/files/633ef0f35de95e00205024fd.png
https://scrapbox.io/files/63458952f4249a001f614c73.png
https://scrapbox.io/files/634587e8637f0e001d19071d.png
OPENCALL2022 選出作品プラン
海底火山の影響で生まれた男体山や、奥久慈温泉などもある、地球の活動とは切り離せないこの大子町の広大なフィールドで、地球という星の活動を体感する作品。その方法として男体山や久慈川で火山石を見つけ、宇宙空間にある太陽の光とレンズを使って石の一部を溶かす。石は持ち運びができない大きさのものを選び、制作後も展示後も同じ場所に置かれたままとなる。駅舎などの屋内には、制作過程や石周辺の風景を収めた写真や映像、石が置いてある場所の地図などを展示。秋のアートウィークにはそれらをヒントとして、鑑賞者は水郡線や大子町を舞台に溶かされた石を探す。