4/14/2024: スケールの外の音を使うメモ
やりたいこと
より本格的なジャズがしたい
もっとおしゃれなコード進行の曲が作りたい
おしゃれ=次のコードが予想の斜め上のもの
ななめ上=遠すぎず、近すぎず
≒コードの外側の音も使ってる
ループベースのジャンルだと、予定調和がありすぎると、飽きやすいため
今感じてる制作面でのマンネリを打破したい
やったこと
どうやったらコード進行を気軽に、かつ、おしゃれにアレンジできるか、すこし考えた
↑のための手順を書いてみた
手順
1)好きなスケールでのコード進行を用意する
ルート音だけの進行(ベースライン)でもOK
例:Dminor で6-5-1(Just the two of us 進行)
2)まずはスケールに沿う形でコードを打ち込む
ダイアトニックなコード進行を作る
Bbmaj7→Amin7→Dmin7
3)偶数番目、もしくは1番目以降のコードにアレンジを加える
起承転結の起と転はそのままだと割とわかりやすくていいのでは?と思っているけど、別に一曲1つのスケールでやらなきゃ、なんてルールはない
所感
ジャズでソロを取る時は今鳴っている和音と、和音同士の繋ぎ目だけ見ているので、あんなにうねっている
コード「Gマイナー」がなっている時は音階のGマイナーでソロを弾いて、次のコードに移ったら、今度はそっちのスケールに転調するような感じ
そうじゃないものもあるけど、こういう考え方の人が多い気がする
この考え方の方が、アドリブしやすさはかなりあると思う
アレンジの中身
同じベースの音(ルート)が入っているけど、違うコードを探す
探す基準
(本当は入ってさえいればなんでもいいけど、そう言われても難しいので、手近なものを紹介)
1)ルートがもとにしている音階からの調(モード)違い
上の例では基本的にDマイナーを使っていたけど、2つ目の和音だけDメジャーの和音を使う、など
メジャー、マイナー以外のモードもいいと思う(ドリアンとか)
例:1つ目のコードをマイナーにする
変更前:Bbmaj7→Amin7→Dmin7
変更後:Bbmin7→Amin7→Dmin7
3つともコードの形が「マイナー7th」で一緒なので、並行移動って感じに聞こえる
シンセスタブっぽくてかっこいいけど、場所を選ぶかも...?
2)その変更する和音の音の音階の、元のベース進行がもとにしている音階と同じ調のもの
この時、その変更元の音階と、変更先の音階の差に注目すること。
変更元では使っていない音を入れ込むと、それっぽい気がする
例:2つ目のコードを、コードのルート音のスケールで、かつ、元のコードと同じ調に変更する
Amin7のコードを、Aminから借りた別物に差し替える
とはいえ、Aマイナーの和音はAマイナーの音階に含まれるので、添えてある7th(ソ)の音をここでは9th(シ)に変える
変更前:Bbmaj7→Amin7→Dmin7 ←全部Dマイナー内の音で完結する
変更後:Bbmaj7→Amin+9th→Dmin7
2つ目の和音はラ、ド、ミ、シとなり、ここのシをAマイナーから借りる
元の和音「ラ、ド、ミ、ソ」も丸ごとAマイナーに含まれるけど、この4音は全て元の音階である、Dマイナーにも含まれる
これだとせっかく借りたのに「借りた」感がないので、両方の音階にある「ソ」を、Aマイナーにしかない「シ」と入れ替える
割とゴリ押しだけど、これでもOK(だと思う)
もうちょっと手に馴染んできたら加筆する。