トラックディレイなど、パート間で発音をずらすことについて 6/8/2025
内容
Lofi-Hiphopの頃に目にしたパート間でズレを作る方法と、メリットの簡易的な紹介
EDM方面でも主にキックとクラップのタイミングをずらしているプロデューサーはいる(Nicky Romeroなど)
※打ち込んだMIDIノートを実際の人の演奏っぽくランダマイズする行為(ヒューマナイズ)とは別物なので要注意
メリットとデメリット
Pro: 音のアタック成分が被らなくなるので、キックやクラップなど、抜けてきてほしい音が詰まりにくくなる
発音のタイミングが分散する=コンプなどのダイナミクス系のエフェクトがかかる場所も分散するので、一時点におけるコンプのかかり具合を多少減らせたりする Con: ずらし過ぎると画面を見たときと聴いたときでリズムの感じ方に乖離が起こる 方法
トラックディレイ
画面左上の表示から「ミキサーのオプションを表示」を押すと、Shift Alt Mで出てくるミキサー画面で編集可能になる
付属のディレイエフェクター「Sample Delay」をトラックの最後段に挿す 発音のタイミングをずらせるプラグイン。サンプルとミリ秒で切り替え可能。左右で別の値も設定できる。 筆者の個人的な話
自然に聴かせたい場合はだいたい+-6ミリ秒位がちょうどいい気がしている
キックをずれ具合0としたときに、低音は+方面、高音は-方面にずらしがち
パートが多すぎたり、まとまっててほしいものがある場合は、バストラック単位でずらすのもOKだと思っている
デモ
※制作中