サービスディスカバリ
Service Discovery
インフラ側の視点ではなく、アプリケーション側のサービス、つまり、特定のポートが正常な応答をしているかどうか、サーバ内で特定のプロセスが正常に動作しているかどうかを発見する手法や考え方
また、その結果をサービス単位でIPアドレスやポート番号などのリスト化する手法
例
KubernetesもPodのサービスディスカバリ機能を備えている
Consul
背景
かつてのインフラでは、納品時におけるネットワークやリソースに関する環境設定は固定されがち
一度ホスト名やIPアドレスが割り振られると、拡張やサービスの見直しの機会がなければ、多くの場合はそのまま据え置かれる
クラウドや仮想化、コンテナが使われるようになり、環境は固定ではなく動的に変わることが前提になった
クラウド環境におけるスケールアウトやスケールインは、トラフィック量や処理の負荷に応じて増減できるため、上手く使いこなすことは、サービスや事業における競争力となる
同時に動的に変わる環境に適合するように、監視や運用手法にも変化が求められる
クラウドによって、スケールイン・スケールアウトする環境においては、IPアドレスやシステムリソースが固定ではないケースがあるため
旧来の手法では手間が増えてしまう
参考
https://thinkit.co.jp/story/2015/08/24/6343