オンボーディング5つの壁
1つ目は「準備」の壁。Googleの社内調査によると、入社初日にしっかりと受け入れ態勢を整え、準備されていると、次の3カ月以内のパフォーマンスが30パーセント上がると言われています。新入社員を受け入れるチームやマネジャーがしっかりと準備しているかが重要です。 2つ目は「人間関係」の壁。よく「あの人、いつの間に入ったの?」なんて、入社したことが周知されていなかったりすることもありますが、やはり受け入れ側の「サポートしよう」とする体制が重要。自分のチームだけでなく他部署も含め、誰がどんな役職で、誰と関係性を構築していけばいいか、誰がステークホルダーで、それぞれどんな性格や傾向があるのか、説明したり、必要に応じて面談やランチなどをセッティングしたりすることも効果的です。 3つ目は「期待値」の壁。ミッションや入社意図、業務内容、求められる成果が、新入社員自身とチームやマネジャーとで異なることがあります。お互いにどんなことを求めているのか、期待値をすり合わせ、確認しておく必要があります。 4つ目は「学び」の壁。担当業務内容やそれに必要な知識やスキルはもちろん、会社の仕組みや社風、価値観など、学ぶ必要のあることは多岐に渡ります。それらをなるべく早く学べるよう、受け入れるチームもしっかり事前準備したうえで、OJTやOffJTなどで実地的に教えていきます。 5つ目は「成果(アウトプット)」の壁。何ができていて、何が改善すべきことなのか、本人では分からないこともたくさんあります。「あいつ、言うほど仕事できないな」と遠巻きに見るのではなく、できるだけ早く “プチ成功” できるよう、オフィシャルでもカジュアルな形でも、周囲からどんどんフィードバックを受けられるようなフィードバックループを作ります