Capability
#ケイパビリティ
一般的には「能力」「才能」「手腕」などと訳される
ビジネスシーンでは「企業全体の組織的な能力」や「企業が持つ他社にはない競争優位性」といった意味で使われることがある
Amartya SenによるCapability
https://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid437.html
アマルティア・センは、開発(発展)というものを、所得や富の増加させることではなく、人々が享受する自由を増大させることであると捉えた。富の蓄積は自由を拡大する手段としては重要ではあるが、それ自体は目的ではなく、また唯一の手段でもないからである。
「所得と富は、人の優位性を判断するには不適切な指標であるということは、アリストテレスの『ニコマコス倫理学』でもはっきりと論じられている」
このような捉え方で貧困と開発の問題を考えるために、センは「ケイパビリティ」(潜在能力:capability)という考え方を導入した。ケイパビリティ(潜在能力)とは、ある人が価値を見出し選択できる「機能」の集合のことであり、その人に何ができるかという可能性を表している。
ここでいう「機能」とは、「ある状態になること」や「何かをすること」を指しており、例えば、充分な栄養を得られること、健康状態にあること、回避し得る病気に悩まされていないこと、早死にしないことといった基本的なことから、自尊心をもてることや社会生活に参加できることなどが考えられる。
> 僕はここに、パターン・ランゲージ3.0との接合の可能性があると見ている。各種のパターン・ランゲージのなかのパターンを、選択可能な機能として捉えることができるのではないか、ということである。