ドレイファスモデル
1970年代のドレイファス兄弟による人間の技能の習得・極める過程についての研究結果
ohbarye.icon けっこう古いので現代でもあてはまるのかは要検討
10年の経験も、1年の経験を単にあと9回繰り返しただけでは、経験の積み重ねにはならない
達人でも間違える、達人同士でも意見が食い違うこともある
達人にルールを強制すれば、達人の能力を削ぎ落とす
例)航空会社のベテランパイロットに自らの知識に基づくベストプラクティスを初心者向けルールにするよう依頼した。そのルールに基づいて初心者はパフォーマンスを改善することができた。しかし、達人にこのルールに従わせたところ、達人たちのパフォーマンスは著しく低下した。
未熟な人が「実は自分はかなりのエキスパートである」と思い込む傾向がある
「二次無能力」 未熟でありながらそれに気づいていないこと
初心者から達人へと技能レベルが上がるにつれ変化する特性のうち重要な3つ
よりどころとする対象が、ルールから直感に移行する
認識が、問題を一様な関連性を有する小部分の集合として認識するのではなく、ひとつの完全かつ無類の統一体として認識し、特定の小部分にのみ力を置くようになる
問題から遊離して存在する観察者から、システム自身の一部としてそれに関与する存在へと変化する
現実は、大半が中級者から上へ上がれていない
達人は先生には不向き
指導ということ自体が専門技能であり、他人にうまく教えられるとは限らない。
達人は往々にして自ら結論に達した道筋を理路整然と表現できない。上級者レベルの方が初心者の教育係には向いている。ペアプログラミングや指導の際は、指導される側に近いレベルの教育係を割り当てるのもよい
達人になるには、最低10年は努力する覚悟が必要、チェス・絵画・作曲・ピアノ演奏・水泳・テニス・・・
生半可ではない本気の努力が必要で、ただ取り組むだけでは不十分
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