23-Week1
ひたすら実家でGTDのProject捏ねてた。一年の計は元旦にありと言いますからね。あと一人暮らししてると痛感するけど家族といると時間の確保が難しいね。飯やよくわからん用事に付き合うことが多かった。それなりにひきこもりなので毎日外出に駆り出されて死にそうでした。数少ない自らのための外出:ゲルハルト・リヒター展。近くの三越で買い物(バッグ等!)、そして外出多い、多い…これは!と思い、世界の霧クローンのWorld Uncoveredをはじめてみた。正月休み終わって即お役御免。 ゲーム: おじいちゃんの記憶を巡る旅クリア。スマホ向けのトイ的なゲームの側面もあるけど動かせるところは少なくて、絵とか音楽とか、エモい感じを楽しむところが多いか。地形を上下に動かして道をつくっていくメカニクス、地形の可動域がぱっと見ではわからず、スライドしてぼよーんとする動きで教えてくれる。だからとりあえず触ってみるということが必要になる。これがめんどくさい。あとウォーキングシミュレータ的に歩いて行くというのならいいが、パズルの試行錯誤とキャラがトコトコと歩いて行くのを見守るのとの相性が悪くてイラッとした。 本: ヒトはなぜ絵を描くのか読了。おもしろかったのは、人は成長するにしたがって言語により概念を習得していくがこの言語が絵を作り出していくという話。言語による概念の分節化が記号的な絵を作り出すのであり、言語中枢がやられた子供などは写実的な絵を書くし、未発達の子供は左右の概念が分化していないため鏡文字を書いたり回転画を描いたりするということだ。子供の頃「くるりんぱ」なる絵本があったが、あれは視覚と言語の関連に高度な作用をもたらしていそう。絵を見たり描いたりするというのは、大人になると逆にある対象を何か特定のものだと思いこんでしまうため、新たな観点を発見したり、それを視覚的イメージとして“外化”するところにアハ体験があるのだとする。神経美学なる分野も紹介しながら挙げられる参考文献はどれも気になる。いくつか積んでるのもあるぞ。 本: 新版 アフォーダンス読了。これはデザインの文脈で用いられるアフォーダンスを論じるものではなくて、提唱者の原典にあたるという意義が強い。心ならずも大学で解剖学や人体解剖そのものをやったのでそれに関連した項目をポンチ絵にしてみた。どうやら体の器官同士は働きを流動的に変えながら高度に協調しあっているらしいということ、外界からの刺激をそれではなく協調運動の系の一部である環境だと捉える世界観を説明するのがアフォーダンス理論だという理解。あとがきに言及のある言語研究へのアフォーダンスというのが非常に気になる。 https://gyazo.com/1f83754f5fb69d3f1c2fe5716d267a68