モスコミュールはなぜ金属のカップで出てくるか
そもそもモスコミュールは1946年、ハリウッドのパブ「コックンブル」店主ジャック・モーガンが考案。レシピはウォッカ、ジンジャービア、ライム。ただし日本ではジンジャーエールでの代用が多い。
また、このカクテルは銅のマグで供するのが正統だが、これはモーガンの女友達オズライン・シュミットのアドバイス。実は彼女、父親から銅製品工場を継いでおり、在庫マグの一掃を狙ったという。これに目を付けたのがスミノフ(ウォッカ)の営業担当ジョン・マーティン。彼は全米のバーを回り「モスコミュールが流行ってる!」と言いたててスミノフを売り込んだという。
https://precious.jp/articles/-/5780
あ、諸説あるのか
話は戻って、1軒目でマスターから聞いた銅製マグの「モスコミュール」ストーリーは、アメリカの禁酒法時代までさかのぼります。“モスコ”=モスクワ、“ミュール”=ラバ(ウマとロバの交雑種、家畜。)という名からも想像がつく通り、アメリカでは労働者の飲み物として親しまれていたのですが、禁酒法時代それが飲めなくなってしまいます。そこで、考え出されたのが、銅のマグに入れることでお酒を連想させないようにし、かつその頃手に入りやすかったジンジャービアー(ノンアルコール)を使ってカモフラージュするという作戦でした。
それですっかり納得していた私が、2軒目で聞いた話は全く別物。ウォッカブランドであるスミノフが単なるプロモーションの一環で、銅カップを売りたがっていたメーカーと組み、Barに売り込んで広まったというもの。
調べてみると、他にもジンジャービアーの在庫処分のために考え出されたとか、諸説あるようです。どれも本当らしくもあり、作り話のようでもあり。でも、どれが本当なのかはあまり重要ではなく、それを語り継ぎながら「モスコミュール」を作るバーテンダーが素敵なのであり、それを聞きながら、思いを馳せながら飲むのが楽しいのです。
http://archive.foodrink.co.jp/backnumber/201006/cocktail/0611.php
前者であって欲しいwはるひ.icon
おせちバーでもステンレスのタンブラーで出てくることも多いよね?
金属の見分けがついてないのかもしれない