『マリーの愛の証明』
table:書誌情報
本文の短さのわりに、地の文が語る対象がすぐ移り変わる。
元々こういう作風なのか、この作品だからこそこういう書き方をしているのか分からない。
「(マリーの姿が見えないので)アンナが心配している」というカレンのひとことからアンナの半生が語られるが、その時点でマリーとカレンのやり取りとは何の関係もない。
読み進めれば後のために必要な語りであるとは分かるけど、なぜここなんだろう。
マリーやカレンがアンナと特別親しいとかの事情もなさそう。
恋愛関係を解消したあとの話だが、百合と表現してよいのだろうか。 女二人寄れば百合らしいともいうし(いわない)百合にしとこう。