『フランチェスコの暗号』
table: 書誌情報
著者 イアン・コールドウェル、ダスティン・トマスン
訳者 柿沼瑛子
レーベル 新潮文庫
出版年 2004年
古本ガチャの一環で買った本。読了はしたものの特に下巻が流し読み。
家族の手術や通院の付き添いでできた待ち時間や移動中に読んだため。
実在する書物『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』の謎を解こうとするプリンストン大学生達の青春を描く。
青春とその終わりが主眼。殺人事件が起きるし館が炎上するが、犯人捜しは割とどうでもいい。
『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』本文には暗号が仕込まれている(ことになっている)のだが、解読は登場人物に丸投げするしかない。ルネサンス期に独特な言語で書かれた奇っ怪な本だそうなので。
著者ふたりも古馴染みらしいのが不可解な気持ちになる。どんな気持ちでこれ書いたんだ。
上巻の帯に恩田陸の名前があり、ちょっと意外だったが内容読んだらまあ納得した……と言いつつ恩田陸は全然読んだことがない。何を意外だと思い何に納得したか言語化できない。