「穴とかくぼみとか、木を組む上で必要になるものが余分にあることに気がついて、もともとこの形ではなかったんじゃないか、そういうのがたくさんあって。」ーーー高麗門
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高麗門 梁間断面図
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高麗門 側面図
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高麗門 桁行断面図
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高麗門 正面図
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高麗門 平面図
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高麗門 見上げ図
古川(高麗門梁間断面図・側面図)
断面図描く上で、瓦の積み方が中がどうなっているのか分からないので、それをいろんな人と話し合いながら想像しながら描いていきました。
瓦の上の積んでいる部分が壊れて土が見えたりしてたんですけど、描く上では良い点だったんですけど直したいなあと思いました。
高谷(高麗門桁行断面図・正面図)
やはり正面から見た時に特徴的なのが瓦屋根になるので、瓦がどう積み重なってこの形になっているのか、構造面を意識しながら周りの3人で協力をしながら描き進めていきました。
今川(高麗門平面図・見上図)
穴とかくぼみとか、木を組む上で必要になるものが余分にあることに気がついて、もともとこの形ではなかったんじゃないか、そういうのがたくさんあって。絶対に後付けされただろうという棒のさかえ(?)とかがあったりして、本来の形、もっとあの門はただの門じゃなくて塀があったんじゃないかっていう、その塀をどれぐらいのものだったのか分からなくて、正面だけだったかも、ぐるっと一周だったかもしれないし…そういう想像を膨らませながら、少しでも分かることがあればいいなあと考えて、今モルタルが敷かれていて坂道になっているんですが、そこもくぼみがあって、下に敷居が本来あったんじゃないかっていうのが発見されまして、あそこは坂道じゃなかった、ーーだったんだっていう
(古川か高谷)木造ならではの修繕のしかただと思うのでそれを発見しながら作業できたのはとても楽しかった
今川
やっていく上で、最初に見た先入観みたいなものがかなり多くを占めているんだなっていうのに気がついて。その小さい屋根があるじゃないですか、入り口と垂直な感じで。そこが、垂直に立っていると思ったんですよ。それが、ハの字型になっている。
私の家の近くにも茅葺き屋根があるんですけど、文化財として保存されているもので、ここと変わらずに歴史的な価値があるわけで、だけど全くもって生活感がなくなっちゃってるんですよ。完全に座敷に上がるなって、そうやって「置物」のようになってしまった古民家と、今なお現役でちょっとずつ形を変えながら生きている古民家と、なんか感慨深いなあと思いました。
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実測作業風景