非概念的実在性は、概念の自己展開が不整合に陥り、自己に対して不透明になった時に現れる何かである。要するに、限界が外部から内部へと移転させられている。つまり〈実在性〉があるのは、〈概念〉が不整合で、自らと相入れないからであり、その限りのことである