趣味判断は、なんらかの主観的原理をそなえていなければならず、その原理はただ感情によってのみ、つまり概念をつうじてではなく、それでもなお普遍妥当的に、なにが意にかない、なにが意にかなわないかを規定するものでなければならない。そのような原理は、しかし、共通感官とみなされるほかないだろう